佐々木ミノル『中卒労働者から始める高校生活』10巻

 

 

中卒労働者から始める高校生活

 

作者:佐々木ミノル

掲載誌:『コミックヘヴン』(日本文芸社)2012年-

単行本:ニチブンコミックス

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「グレーでいい事っていっぱいあるんだよ!!」とあかりが言う。

あえて白黒はっきりさせないのも、世間を渡るための知恵。

空気の読めなさに定評ある莉央は、妙に得心する。

 

 

 

 

運動会についての会議で、莉央が勇気をだして発言。

自分も活躍できそうな綱引きを推す。

本巻の最高の萌えポイントだ。

 

 

 

 

恋人であるまことと自宅でイチャイチャ。

言葉数はすくないが、目力の強さで雄辯にうったえる。

長期連載のなかで、キャラの個性が際立ってきている。

 

 

 

 

遺影とゆう形で、まことと真彩の亡母の姿があらわれる。

いよいよ次巻から、兄妹の生い立ちが語られるらしい。

 

 

 

 

どちらかと言えば脇役だけど、真彩は重要なキャラクターだ。

本巻では、女1男2の「ドリカム状態」(たとえが古い)に胸をときめかす。

素直にうれしいらしい。

青春の光と影に挟まれたモヤモヤした空間を、手探りですすんでゆく。





テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

saku『うちの変態メイドに襲われてる』

 

 

うちの変態メイドに襲われてる

 

作者:saku

掲載サイト:『コミックニュータイプ』(KADOKAWA)2017年-

単行本:角川コミックス・エース

[ためし読みはこちら

 

 

 

ひとり暮らしをしている大学生で18歳の「遥斗」が、

変態メイドの「美亜」に翻弄される、ちょっとエッチなラブコメ。

 

 

 

 

美亜の造形が魅力的だ。

メイド服にしては胸元が大きく開いており、ちょっと夜のお仕事風。

じっさい遥斗の父に、バーみたいなお店でスカウトされた。

 

 

 

 

美亜は意識的または無意識的に、遥斗を誘惑する。

しかし遥斗は食いつかない。

アプローチが強引すぎるし、相手が4歳年上なのも微妙なところ。

 

 

 

 

美亜は心理的に遥斗を追いこんでゆく。

しゃれたデザインでインテリアになじむTENGAが、特にお気にいり。

 

 

 

 

そんなこんなで遥斗は洗脳される。

ゴムと聞けばエロいものを連想するくらいに。

 

 

 

 

本作はあからさまに性的な描写はなく、

ちょっと歪な「メイドと御主人」の関係性を中心にえがく。

ありえねーと内心でツッコミつつも、やはりうらやましくて、ひきこまれる。





テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

米田和佐『だんちがい』6巻

 

 

だんちがい

 

作者:米田和佐

掲載誌:『まんが4コマぱれっと』(一迅社)2011年-

単行本:4コマKINGSぱれっとコミックス

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先週末に漫画の新刊をチェックしていたら、

米田和佐の新連載『悪役王子は恋ができない』が26日にでると知った。

そして、昨年9月の『だんちがい』6巻を見逃していたことも。

いろんな作品を追ってると、どうしても漏れてしまうのがつらい。

ツイッターで作家をフォローとかもしてないし。

 

 

 

 

いわゆる日常系に分類される作品だが、7年におよぶ長期連載なので、

たとえ年齢は変わらなくても、登場人物はすこしづつ成長している。

インドア派の四女・咲月は、昆虫採集で大活躍。

 

 

 

 

本作のシンボルは、おっぱいとゆう飛び道具をもつ長女・夢月だろう。

一方で僕のお気にいりは、次女・弥生と咲月。

でも最重要キャラはだれかと問われたら、三女・羽月と答えるかも。

感情表現がヘタな姉ふたりとちがい、いつだってポジティブ。

6巻では夢月にかわって母親役に挑戦。

 

 

 

 

萌え4コマのジャンル内で相対的にみると、米田和佐は内面描写が巧いとおもう。

きょうだいは、わがままを言いつつ、おたがいを気にかけている。

ああでもない、こうでもないと、かんがえている。

結果として、いつもの風景になってるだけ。

 

 

 

 

たしかに「穏やかな日常」を描いてはいるけれど、

「女4男1のきょうだいの団地暮らし」とゆうテーマは新しかったし、

連載中にめきめき上達してゆく作者の画力も見ものだった。

どこがどうすごいのかをズバッと指摘するのはむつかしいが、

いまでもなお『だんちがい』は意義深い作品だとおもう。





テーマ : 4コマ漫画
ジャンル : アニメ・コミック

タグ: 萌え4コマ    米田和佐 

渡邉嘘海『エデンの処女』2巻

 

 

エデンの処女

 

作者:渡邉嘘海

掲載サイト:『COMICリュエル』(実業之日本社)

単行本:リュエルコミックス

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生物兵器によって男が死滅したディストピア(あるいはユートピア)の、

鬱蒼と草花しげる庭園を舞台とするゴシック百合は、第2巻が刊行された。

作者が「本当に出るとは驚き」と語るくらいで、よろこばしい。

 

 

 

 

かませ役である葵の、空回りするはげしい恋愛感情が、2巻でも印象ぶかい。

百合が特別でない世界でも、その恋は容易に叶わない。

 

 

 

 

葵の幼少期のエピソード。

彼女が完璧主義者となった経緯があかされる。

 

 

 

 

葵の失恋をえがくのに力をいれすぎるあまり、

主人公側のプロットがおろそかになったのは否めない。

しかし小羽と葵が感情をぶつけあう、うつくしいシーンもある。

 

 

 

 

ラファエル前派やアール・ヌーヴォーみたく、シンボリックで耽美的な世界。

そこにこれほど浸らせてくれる作品はそうないだろう。





テーマ : 百合漫画
ジャンル : アニメ・コミック

タグ: 百合 

柴田五十鈴『私と師匠と影解きの旅』

 

 

私と師匠と影解きの旅

 

作者:柴田五十鈴

掲載誌:『月刊プリンセス』(秋田書店)2017年‐

単行本:プリンセス・コミックス

[ためし読みはこちら

 

 

 

見習いの魔法使い「アリシア」を主人公とする、ファンタジー漫画である。

まだ修行中なので、魔法を唱えても不発におわる。

 

 

 

 

師匠は銀髪のイケメンである「カイル」。

アリシアは師匠の自宅に住みこみで、仕事を手伝っている。

 

 

 

 

魔女の呪いから、物語はうごきだす。

逆恨みされたカイルは、アリシアの影にとじこめられてしまう。

 

引用画像からわかる様に、コメディ調の作品だ。

 

 

 

 

呪いを解くための旅がはじまる。

丁寧な作画により、衣装や風景など、ファンタジーものの醍醐味を満喫できる。

 

 

 

 

黒髪の美女がカイルに添い寝する、冒頭のシーンはちょっときわどいが、

その正体は使い魔の黒猫で、魔法のアイテムの素材をとどけにきた。

クロネコの宅急便とゆうわけ。

 

キレイな絵で、ほのぼのとした世界観をたのしめる、良質な少女漫画だ。





テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

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苑田 謙

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