メイヤ『All 'Bout the Money』

 

 

 

All 'Bout the Money

 

メイヤのシングル曲

 

作曲:Anna Pernilla Beckman/Douglas Carr

発行:1998年

 

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ときどき 自分で自分がわからない

Sometimes I find another world inside my mind

 

人間っておかしな生き物でしょ

When I realise the crazy things we do

 

やってらんないというか

It makes me feel ashamed to be alive

 

穴があったらはいりたいというか

It makes me wanna run away and hide

 

 

 

いつもお金がからんでる

It's all about the money

 

あれもこれもそれもどれも

It's all about the dum dum didudumdum

 

笑いごとじゃないわ

I don't think it's funny

 

マジでいってんのよ

to see us fade away

 

結局お金よ

It's all about the money

 

あれもこれもそれもどれも

It's all about the dum dum didudumdum

 

みんなわかってないけど

And I think we got it all wrong anyway

 

 

 

 

 

 

なぜかこないだ、うどん屋でかかつた曲(笑)。

 

ABBA『Money, Money, Money』への返答歌なのかな?

お茶目に女声で金銭について歌つても、あざとく感じないのは、北欧文化の神秘というか。





マイ・ベストマイ・ベスト
(2002/01/23)
メイヤ

テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

秋元康に抗して

『BEAT EMOTION』のPV撮影

 

 

 

ロックバンド漫画のみやざき明日香『リマスターズ!』(アフタヌーンKC)で、

好意的に揶揄されていたBOØWYつて、いまどうなのよと思つてたら、

ころよく『ミュージック・マガジン』3月号で特集が。

 

池上尚志による、音楽性をめぐる記事が参考になつた。

日本ロック史は、「BOØWY以前/以後」なる時代区分でかたられるが、

おかげで当のBOØWYの音楽が、真剣にかえりみられない弊害をまねいた。

 

 

 

BOØWYの音楽はいうまでもなく、布袋寅泰の持ち札からなる。

タイトな8ビートに、変幻自在なギターで方向性をつける。

アース・ウィンド&ファイアーのアル・マッケイの影響がおおきい。

リズム隊がゆるぎない8ビートをきざんでも、

布袋のギターはつねに16ビートのウラを感じている。

ゆえに歌謡的なメロディでも、リズムはベタつかない。

たとえば『B・Blue』の、背後からつつみこむ様な演奏とか。

 

氷室色が出ている方が作品として面白いのが興味深いところで、

実は、布袋はサポート体質なんだろう。

そして、布袋はそれを言われるのがいちばん嫌なんだろうなとも思う。

 

氷室京介が、布袋という荒馬をたくみに乗りこなす、稀有なバンドだつた。

 

 

 

ではなぜ、本来「サポート体質」のギタリストが、解散をのぞんだのか?

ドラムの高橋まことが、今井智子によるインタヴューで事情をあかす。

布袋は好き勝手やつていた。

 

まっちゃん(松井恒松)が布袋と、久美ちゃん(山下久美子)のライヴやってたりとか。

俺も一度誘われたんだけど、それ受けちゃうとヒムロック抜きのBOØWYになるじゃん?

それはうまくないだろうって、オレは断ったんだよ。

その辺は難しいんだよね。

 

ドラマーは、和をおもんずる。

ギタリストは、遊牧民の様におちつかない。

ベーシストは、馬があうヤツについてゆく。

ヴォーカリストは、仲間が必要だが、それは自分のため。

(氷室は、震災後の再結成の機運をみづから潰した

つまり、バンドが存在すること自体、奇跡みたいなもの。

 

 

 

マガジンはバンドブームと縁うすい雑誌だが、それでも多面的に特集をくんでおり、

ライヴハウス「新宿ロフト」の小林茂明の話もおもしろい。

 

音楽が大衆をうごかすとき、よくもわるくも、ファッションと連携する。

BOØWYは、「T-KIDZ」というブランドの衣装提供をうけていた。

ロンドンぽい趣味が、文化服装学院など、服飾系の若者から支持される。

鳥の巣みたいな髪型も、いまや時代がひとめぐりしてカッコよくみえる……ことはないが(笑)、

「おニャン子クラブ」全盛の藝能界に風穴をあけるには、なんでも武器にした。

 

それにしても、BOØWYがいて、フリッパーズ・ギターがいて、あとが続かない。

AKB48を斃さんと、鏡のまえでステージ衣装の研究にはげむ男たちが、どこかにいてほしいけど。





MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2013年 03月号 [雑誌]MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2013年3月号 [雑誌]
(2013/02/20)
ミュージック・マガジン社

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テーマ : 音楽
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山崎あおい『強くなる人』

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強くなる人

 

山崎あおいのシングル曲

 

作曲:山崎あおい

発行:ビクターエンターテインメント 2013年

 

 

 

 

「諦めちゃだめだからね」「強くなきゃだめだからね」

 

卒業シーズンをあてこんだ、別れの歌。

中三のときかいた、いつもライヴの最後にうたう、山崎あおいの代表曲でもある。

 

「いつだって 待っているから」

「もう二度と 会えないわけじゃ ないんだから」

 

『Just Friend』もそうだが、サビの直前のタメにぐいと引きこまれる。

19歳とはいえ、札幌でかなり舞台をふんだせいか、独特のタイム感はゆるがない。

「ポップス」として完結した表現をするシンガーソングライターだ。

 

 

 

 

一方で私小説的でもある。

 

中学時代は、全国大会に出場したほどソフトテニスに打ちこんだが、

高校入学を機に、音楽に専念するときめた。

そのとき親友へささげた曲。

だから真情がこもり、うつくしい。

 

ちなみに肩幅のせいで、あだ名は「ガンダム」だつた。

 

 

画像クリックでユーチューブへとびます。声量がすごい

 

 

突飛にきこえるかもしれないが、爆風スランプ『Runner』を連想した。

 

運動会の定番曲の裏にも、ドラマがある。

メジャーデビューから四年、限界がみえだしたバンドは、「売れる」ための活動をはじめた。

ベースの江川ほーじんがそれに反発、脱退を決意。

バンドとしての判断はまちがつてないはずだが、ほーじんの気持ちもわかる。

サンプラザ中野は、「それでもオレたちは走りつづける」という覚悟を、歌詞にしたためた。

 

熱唱は大衆の心をうごかした。

 

 

七十万枚の折紙をつかつたPVは必見

 

 

『強くなる人』も、別れのせつなさと、夢を信じる意志が共存する、あじわいぶかい曲。

山崎あおい、ホント逸材だなぁ。

 

慶應大学にかよつてるから、文武藝の三拍子そろうスーパーガールなのに、

いかにも素朴な道産娘を演じる、猫かぶりなところもまた魅力。






強くなる人強くなる人
(2013/02/20)
山崎あおい

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ジャンル : 音楽

ヨ・ラ・テンゴ『Detouring America with Horns』

 

 

 

Detouring America with Horns

 

ヨ・ラ・テンゴ(Yo La Tengo)のアルバム『May I Sing with Me』収録曲

 

作曲:ジョージア・ヒューブリィ

プロデュース:ジーン・ホルダー

発行:アメリカ 1992年

 

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ボクの敵をしつてたんだね

You know the way to my enemies

 

キミの目は釘づけ

You keep your eyes on my enemies

 

うしろむきになにかいうけれど

Calling me backwards

 

ボクはおいてきぼり

Stringing along my heart (that way)

 

 

 

キミはまつしぐら

You're on your way to my enemies

 

ボクの記憶のなかまで

You're moving in on my memories

 

よび声がきこえる

Calling me over

 

心みだれる

Taking this heart of mine (away)

 

 

 

 

 

 

detourは「回り道」などの意。

 

映画のオープニングみたく、とりとめなく脳裏に映像うかぶ、不思議な曲。

どちらかというとヨ・ラ・テンゴ初期の作品で、みづみづしい。





MAY I SING WITH MEMAY I SING WITH ME
(1992/02/21)
YO LA TENGO

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アンディ・ストット『Luxury Problems』

 

 

Luxury Problems

 

アンディ・ストット(Andy Stott)のアルバム

 

プロデューサー:アンディ・ストット

発行:2012年 イギリス

 

 

 

 

昨年11月でた、八曲いりのダブ・テクノのアルバム。

以下の画像をクリックすると、ユーチューブできける。

 

 

 

 

三曲めの「Sleepless」。

 

延々つづくトンネル内の反響。

いつしか視界はひらけて。

 

霧の森をさまよい、底なし沼に腰までつかつた自分にきづく。

そんな印象のアルバムだが、金属的な装飾音をちりばめ、都市のBGMとして作用する。

ミニマルなビートは無機質でなく、食人族の儀式にまぎれこむ様な感触。

 

夢遊病者がとつたロードムーヴィがあるなら、こんな風景が映つていよう。

 

 

 

 

六つめの表題曲。

ハウス調の四つ打ちで、カットアップで踊り子を突き転ばしつつ、

リズムはアルバムでもつとも単純。

 

アリスン・スキッドモアの歌声が低音のノイズとまじる。

ストットのピアノの先生だつたとか。

カラオケでうたいたい旋律は皆無でも、私的で親密なぬめりが全篇にある。

 

でもピアノの先生つて、学校の先生よりこわい。

藝の道はきびしい。

 

暗雲たれこめる本作は、たしかにエクスペリメンタル・ミュージックの一種で、

「現代において音楽はいかに藝術的でありうるか」という難問にこたえる。






Luxury ProblemsLuxury Problems
(2012/11/06)
Andy Stott

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苑田 謙

苑田 謙
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