『裏切りのサーカス』

 

 

裏切りのサーカス

Tinker Tailor Soldier Spy

 

出演:ゲイリー・オールドマン コリン・ファース トビー・ジョーンズ マーク・ストロング

監督:トーマス・アルフレッドソン

制作:イギリス・フランス 2011年

 

 

 

 

 ふ~、息が詰まりそうなスパイ映画でした!

 ボクにはちょっと難しかったですけど。

 レイトン先生はどうでしたか?

 

 ムニャムニャ……解けないナゾはナゾじゃない……。

 ……ハッ!

 ルーク、ここはどこだ!?

 

 ……映画館ですよ。

 さっきから身動きひとつしないのは、居眠りしてたからですか?

 息が詰まるどころか、スヤスヤと寝息を立ててたんですね。

 

 英国紳士は居眠りなどしないさ。

 心身をリラックスさせて藝術をたのしむ、新しい鑑賞法を試したんだ。

 

 

 物は言い様ですね。

 ジョン・ル・カレによる1974年の小説を、

 かなり忠実に映画化したものと聞きました。

 

 冷戦……そんな時代もあったのだよ。

 当時を知る私ですら、いや知っているからこそ、

 古新聞を読まされる様な苦痛を感じたな。

 

 

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 マーク・ストロングさんがKGBの拷問を受けてるところですね。

 延々とノイズを聞かされて。

 ボクだったら、耐えきれず発狂しちゃうかも。

 

 

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『ワールド・オブ・ライズ』(アメリカ映画・2008年)

 

 

 おなじくスパイ映画である、『ワールド・オブ・ライズ』でのストロングだ。

 悠々とディカプリオやラッセル・クロウを手玉にとる名演だった。

 こちらと比べると精細を缺いてたね。

 

 そう言われればそうかもしれません。

 先生、なぜ違いが出たのでしょう?

 

 

 簡単さ。『ワールド・オブ・ライズ』の監督はリドリー・スコット。英国人だ。

 一方、本作のトーマス・アルフレッドソンはスウェーデン人。無理がある。

 嘘まみれのスパイ映画だからこそ、核に真実がないとつまらないのさ。

 

 

 

 

 

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 ロシア人の情報提供者、スヴェトラーナ・コドチェンコワ。

 陰謀の世界に生きる男たちに翻弄される儚さと、

 それを逆手に取るしたたかさを、たくみに表現していた。

 

 ずっと寝てたのに、そこだけちゃんと覚えてることに感心します。

 でもたしかにキレイな女優さんでした。

 かわいそうな役ですけど。

 

 

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 女スパイは、なくてはならない香辛料さ。

 汚い謀略に手を染めた男らが、正当化される。

 なぜなら女は、生れついての裏切り者だから。

 

 ……先生、そんな真顔で言われると怖いです。

 でもそうかあ、女の人って危険な存在なんですね。

 週末もいつも先生のお供をしてるから、よく知りませんが……。

 

 

 

 

 

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 MI6を仕切っていた、トビー・ジョーンズさんです。

 一度見たら忘れられない、個性的な風貌だなあ。

 ちょっと意地悪で、ずるい役柄でした。

 

 アメリカとつるんで、英国政府内で出世しようと企んでたね。

 ただ騒動に決着がつき、MI6を追われるときの芝居がすばらしい。

 雨でずぶ濡れになりながら、それでも矜持に満ちた表情をしていた。

 

 

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 結果的にソヴィエトに利用されはしたけど、

 本人としては良かれと思っての作戦だったんですよね。

 勿論、権力欲で目が眩んだ面もあるでしょうが。

 

 ミイラ取りがミイラになり、それを取りに行くものもミイラになる。

 だれも、なにも、信じられない暗闇。

 そのなかでも、譲れない忠誠心が、男にはあるものなのさ。

 

 なるほど……難解な映画でしたが、わかった気がします。

 イギリス人俳優ならではの熱演だったかな。

 それにしても今日の先生、ちょっとカッコイイです。

 

 当然さ、英国紳士としてはね。







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