なでしこリーグ 第9節 浦和レッズ-ベレーザ

 

なでしこリーグ 第9節

浦和レッドダイヤモンズレディース-日テレ・ベレーザ

 

結果:0-3 (0-1)

得点:7・52・86分 永里亜紗乃

会場:鴻巣市立陸上競技場

 

 

 

豊田奈夕葉がいない。

日本代表二十二試合出場、二十四歳。

噂では、先月の第7節のあと引退したらしい。

事実なら、移籍と引退で主力六人がぬけたのにロクな補強もせず、

すさまじく弱体化したベレーザにトドメをさす事件だ。

公式サイトではこれを黙殺。

ちなみに選手紹介のページがないクラブは、ほかにエルフェン狭山のみ。

怠慢ここにきわまれり。

ボクは木陰にすわり、地元のサッカー少女の背後で酒を嘗めたが、

六人ほどの男が、汗だくになりながら声を嗄らしている。

声出し応援が復活したのか。

サポーター内部でモメて応援をやめたら連敗、再開したらアウェイで難敵をくだす。

「オレたちもともに戦う」と胸をはるサポーター文化は、

ボクには非科学的におもえ、参加したいと思わないが、

ときに羨望のまなざしを送ることもある。

 

 

 

 

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ベレーザの布陣は「4-2-3-1」にかわつた。

右翼で奮闘するのは、高二の田中美南。

岩渕真奈が、年少者と歩をあわせ戦うのをはじめてみた。

いつの間にか「お姉さん」に。

生きているかぎり、人間が呼吸をやめない様に、

組織も新陳代謝をくりかえす。

対置された右バックは、土橋優貴。

在籍十年の先輩にドリブルで勝負をいどみ、

背後の空間にとびこみ、執拗に得点をねらう。

そして眠れる獅子、永里亜紗乃の呪縛がとけ、ハットトリック達成。

赤い群衆に沈黙を強いた。

 

 

 

 

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サッカー少女のそばで観戦してたのしいのは、

彼女たちは大抵、岩渕真奈が好きだから。

「マナちやん、大きくなつてない?」と騒いでいる。

二センチ伸びただけなのに、遠くでもわかるらしい。

となりの家族づれのお母さんの所感。

「こないだまで中学生だつたのに女子大生!? 信じらんない!」

内輪ではイロイロあるだろうけど、観客から本当に愛されてるつてこと、

数十メートル離れてても、キミにつたわつてたら嬉しいな。


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テーマ : 岩渕真奈
ジャンル : スポーツ

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苑田 謙

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