高橋哲哉『はつ恋、ときめき うすいほん』

 

 

はつ恋、ときめき うすいほん

 

作者:高橋哲哉

掲載誌:『電撃萌王』(KADOKAWA)2018年-

単行本:電撃コミックスNEXT

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陽姫(ひめ)と絃葉(いとは)は、名門女子校の先輩後輩。

後輩である陽姫の方から告白し、交際をはじめた。

ふたりとも恋愛に疎く、女同士が普通じゃないのをよく解ってない。

 

 

 

 

ウブすぎるのも考えもので、恋人とは何をする関係なのかさえ知らない。

なので友人から借りた同人誌で恋愛を勉強することに。

タイトルは『調教姉妹』。

 

 

 

 

その教科書は、恋愛ビギナーには刺激が強すぎた。

ふたりはアブノーマルな性の世界へ一気にのめり込み、

所かまわず乳繰り合う、暴走百合カップルに変貌するのだった。

 

本作は同人誌をギミックとした、明るくエッチな百合漫画である。

 

 

 

 

これはアマゾンレビューで批判されたシーン(例1,2)。

テーマである同人誌をビリビリ破くのは不謹慎だと憤慨している。

でも事故だし、陽姫は謝ってるし、保存用がもう1冊あるし、

むしろ布教に成功してシメシメと持ち主が喜ぶ様子も描いてるのに。

 

本来論争を呼ぶ様な作品ではないので、反論するのは野暮だが、

もっと野暮な輩どもがマジョリティを形成するのは厄介だ。

尾崎かおりも、漫画読者の幼稚化を嘆いてたのは記憶にあたらしい。

輩どもは作品に、「楽しさ」より「正しさ」を求める。

「トイレのレバーを足で踏むな」とか、低次元なルールを振りかざして。

 

 

 

 

僕はコミケなどに行ったことがなく、作者に直接お会いしたことはないが、

ツイッターで気さくに接してくれるので、人となりはなんとなく解る。

サービス精神が旺盛なのだ。

同人誌を破いたのは、メリハリをつけて感情の起伏を明瞭に表現するためだ。

 

たとえばラーメンを注文したら、チャーハンと餃子まで出てきたとする。

「こんなもの注文してない! ふざけるな、金返せ!」と怒るだろうか?

ひとことお礼を言って、ありがたくいただくべきではないか?

 

 

 

 

第5話には、作者お得意の妹キャラも登場。

これまた可愛い。

メインディッシュの暴走百合カップルだけでなく、

デザートでも楽しませてくれる名店である。





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