板倉梓『幼なじみと神さまと』

 

 

幼なじみと神さまと

 

作者:板倉梓

掲載サイト:『サンデーうぇぶり』(小学館)2018年-

単行本:サンデーうぇぶり少年サンデーコミックス

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長身でグラマラスな高校1年の幼なじみが、神様に憑依されたせいで、

一緒に子作りしようと夜な夜な迫ってくるラブコメ。

 

いろんな出版社で書いてる板倉梓が、ついに小学館に登場。

作風から想像つくが、高橋留美子が好きだったらしく、

ある種のホームアドバンテージが効きそうな気配がある。

 

 

 

 

ふたりは、東京から1000キロ離れた小さな島の出身。

リゾートホテル建設のため森が切り払われ、滅びかけた島の神は、

幼い頃から森で遊んでいた「しろね」に取り憑き、生き延びようとする。

 

どちらかといえば軽い作品だが、作者らしい世界観構築の巧さが光る。

 

 

 

 

しろねは神に憑依されてるとき、額にツノが生える。

大胆なふるまいは、本人が能動的に選択したものではない。

 

『間くんは選べない』と同様、作者は今回もセックスに執着している。

板倉梓はサンデー的であり、非サンデー的でもある。

あいかわらず、とらえどころがない。

 

 

 

 

『少女カフェ』以来、作者を追ってる読者としては、

本作の執筆動機がなんとなくわかる気がする。

おそらく太眉の女の子を描きたかったのだ。

多彩なテーマを描きこなす作家だが、結局それがすべてだ。

 

そして、しろねはかわいい。

シンプルで洗練されて、初期から完成された絵柄なのに、

ますます女の子がかわいくなっている。

環境がフルデジタル化したのも影響してるかもしれない。

 

 

 

 

渋谷へ遊びにゆくシーン。

いつもの板倉女子が流行の服を着る姿に、ファンは満足するだろう。

 

とはいえ『タオの城』『ガール メイ キル』みたいに、

がっつり作り込んで殺伐として陰鬱な「板倉ノワール」も、

またそろそろ読んでみたいと思わなくもない。




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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

タグ: 板倉梓 
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