小池ノクト/外薗昌也『殺戮モルフ』

 

 

殺戮モルフ

 

作画:小池ノクト

原作:外薗昌也

掲載誌:『ヤングチャンピオン』(秋田書店)2017年-

単行本:ヤングチャンピオン・コミックス

[ためし読みはこちら

 

 

 

女子高生3人が、制服姿で池袋を闊歩する。

真ん中のボブヘアが主人公の「まどか」。

ひとりだけ彼氏がいない。

 

 

 

 

唐突に通り魔事件が発生。

覆面男が二丁のナタをふりまわし、無差別に通行人を殺戮する。

 

 

 

 

恐怖のあまり硬直したまどかは、立ち尽くしたまま惨劇を見とどける。

サンシャイン通りが一瞬にして地獄へかわる瞬間を、

可憐な少女の視点から生々しく描いている。

 

 

 

 

犯人は逮捕され、まどかは保護されるが、一件落着とならない。

家族と一緒に帰宅途中の車内から、収監されてるはずの犯人を目撃。

ビルのなかで人を殺していた。

 

 

 

 

同一人物が複数の場所に出現する「バイロケーション」が、本作のギミックだ。

犯人はあちこち出没し、見境なく殺し回るが、だれもそれを止められない。

 

 

 

 

まどかは、ある集団セラピーに勧誘される。

半信半疑で足をのばすと、そこには今回の事件の生存者があつまっていた。

犯人がいまだあらわれるのは、PTSDによる幻覚だと匂わされる。

本作は、心理を主題とするホラーでもある。

 

それはともかく、外ハネでオーバーオールを着た「典子」が、

イタズラ好きでおちゃめな性格で、かわいい。

 

 

 

 

これまで小池ノクトの作品をちゃんと読んでなかったが、ファッションが魅力的とおもう。

僕が好きなのは3話の服装。

重ね着の仕方やショートパンツなど流行をとりいれつつ、普通っぽくもみえる。

おしゃれしすぎないおしゃれの匙加減が巧みで、

オリジナルを描ける作家が、作画に集中するときの醍醐味をあじわる。





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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

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苑田 謙

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