金田一蓮十郎『ゆうべはお楽しみでしたね』3巻

 

 

ゆうべはお楽しみでしたね

 

作者:金田一蓮十郎

掲載誌:『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)2014年-

単行本:ヤングガンガンコミックス

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『ドラクエX』を通じてネット上で知り合った男女が、

たがいを同性とかんちがいしてルームシェアをはじめたとゆう、現代的ラブコメ。

あいかわらずゲームの話ばかりしている。

 

 

 

 

パウは基本、なんでもドラクエにたとえる。

唯一の共通の話題だから。

その卑屈な人生観に、ゴローさんのするどいツッコミがはいる。

 

毎度感心させられる、会話のたのしさ。

 

 

 

 

「ゴローさんをデートに誘う」が、3巻最大のミッション。

行き先はやっぱりドラクエミュージアムだけど。

春麗みたいな髪型が可愛く、意外と似合いのカップルにみえる。

 

 

 

 

ゲームでも日常でもドラクエ漬けのふたりを描きつづけた結果、

作風が微妙に変化しはじめる。

そこはかとなく鳥山明風なのだ。

ゴローさんの笑顔とか、ドラクエのモンスターみたいでステキ。

 

 

 

 

すっぴんで部屋着のまま、食卓でとりとめなくおしゃべりするだけなのに、

さりげない表情や仕草や角度で、不思議と読者を飽きさせない。

女の子の魅力は、まるでパルプンテ。

 

 

 

 

ゴローさんがふと、いつまで自分はここにいていいのか尋ねる。

好きなだけいていいとパウは答える。

一軒家で一人住まい、同居人のひとりやふたり問題ないし、

それが可愛いくて趣味の合う女の子なら、追い出す理由がない。

 

わかってないなと、ゴローさんは思う。

パウがアニメイトの正社員に登用されて転勤にでもなったら、

自分がこの家を独占するわけにゆかない。

やっぱ男の人って、先のことちゃんと考えないよね。

 

 

 

 

ネトゲみたくカジュアルにはじまった二人暮らしは、

たがいの存在を真剣に考えはじめたとき、距離を再設定する必要が生じた。

ゴローさんは不動産屋で部屋探しをする。

 

心がちかづいたから、あえて物理的な距離をおく。

男女の機微がここまで表現されてる漫画って、ほかにあるだろうか?





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苑田 謙

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