黒瀬浩介/蝸牛くも『ゴブリンスレイヤー』

 

 

ゴブリンスレイヤー

 

作画:黒瀬浩介

原作:蝸牛くも

キャラクター原案:神奈月昇

掲載誌:『月刊ビッグガンガン』(スクウェア・エニックス)2016年-

単行本:ビッグガンガンコミックス

[ためし読みはこちら

 

 

 

主人公は15歳の「女神官」。

冒険者ギルドで新米パーティから、ゴブリン退治にさそわれる。

敵は体力も知力も人間の子供程度だから楽勝だと。

若い娘がさらわれたらしい。

 

 

 

 

しかし話とちがいゴブリンは狡猾で、洞窟でパーティを待ち伏せする。

女魔術師が瀕死の重傷を負う。

短剣には毒が塗られ、女神官の治癒魔法が効かない。

 

 

 

 

リーダーの戦士は狭くて暗い洞窟での戦い方を知らず、自滅した。

冒険者たちを無力化したところで、ゴブリンは女格闘家を陵辱する。

 

 

 

 

反撃の術をもたない女神官は、仲間が嬲りものにされるのを呆然とながめる。

失禁して股間が濡れている。

すさまじい絶望感。

 

過酷な世界観をはっきりつたえる、インパクトのつよい第1話だ。

 

 

 

 

そこに重装備の「ゴブリンスレイヤー」があらわれ、敵を一掃する。

新米冒険者むきのゴブリン退治を専門とする変わり者だ。

女神官は救われるが、女格闘家は生涯消えないであろうダメージをうけた。

 

 

 

 

ゴブリンスレイヤーは目ざとく隠れ場所を発見。

なかにはゴブリンの子供がいた。

女神官の反対に耳を貸さず、罪のない子供を全員殺す。

 

 

 

 

ゴブリンスレイヤーが異様にゴブリンを敵視するに至った経緯もかたられる。

 

ゴブリンは弱く、大物冒険者たちは相手をしないが、

弱いからこそゴブリンは辺境の村を襲い、庶民を泣かせ続ける。

ゴブリンスレイヤーは大金や名誉には目をくれず、

あえて最弱のモンスターのみをターゲットにすると決意した。

「アンチヒーロー」の興味ぶかい人間像が提示されている。

 

 

 

 

黒瀬浩介は、取り扱いの難しい題材に真正面からぶつかっている。

特に背中からお尻の描写がうつくしい。

1話の刺激が強すぎるきらいはあるが、幸福なコミカライズと言えるだろう。





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