高野ひと深『私の少年』

 

 

私の少年

 

作者:高野ひと深

掲載誌:『月刊アクション』(双葉社)2015年-

単行本:アクションコミックス

[ためし読みはこちら

 

 

 

30歳のOL「多和田聡子」は、ひとり公園でサッカーの練習をする美少年と、

学生時代にフットサルをやっていた関係で親しくなる。

あまりに可憐で、はじめて見たときは女の子とおもう。

 

 

 

 

小学6年生の「真修(ましゅう)」の生活もえがかれる。

くたびれて汚れた服をいつも着ている。

家庭でネグレクトをうけてるらしい。

髪は伸ばしてるのでなく、だれからも切れと言われないだけ。

 

 

 

 

幸福に縁のなかったふたりの距離がちかづく。

手前の聡子にほどこされた「ボケ」の表現など、技法に関しても挑戦的だ。

 

ただ作者はあとがきで、「おねショタもの」へのこだわりのなさを明かす。

もともと企画は性別が逆の「ロリコンもの」だった。

実際キレイはキレイだが、それが少年である必然性はとぼしいと感じる。

 

 

 

 

とはいえ本作は注目に値する。

会社の同僚「椎川」と飲みに行ったら、婚約者を紹介された。

一瞬硬直する聡子。

 

 

 

 

聡子は大学時代、1年ほど椎川と交際していた。

フラれたが、未練はない。

すくなくとも自分にそう言い聞かせている。

 

 

 

 

意識無意識にかかわらず、女心を平気で踏みにじる奴には絶対負けたくない。

それでこの微妙な笑顔。

応援したくなる主人公じゃない?

 

 

 

 

残念ながら1巻時点で、メインプロットである少年愛については、

「飲み会事件」ほどの巻き込まれ感はない。

良くも悪くもクールなのだ。

しかし前述の様に力のある作家だし、今後も名前を追いかけたい。






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