梅木泰祐『あせびと空世界の冒険者』5巻 低空域篇開始

 

 

あせびと空世界の冒険者

 

作者:梅木泰祐

掲載誌:『COMICリュウ』(徳間書店)2014年-

単行本:RYU COMICS

ためし読み/これまでの記事

 

 

 

やさしく誇り高い、おさげ髪アンドロイドのあせびさん。

そろそろユウとくっついて幸せになってほしい。

 

 

 

 

しかし本作は、80年代ラブコメの要領でじらす。

ふたりはたがいに強く意識しあうけど、関係は進展しない。

恋敵に見せるわかりやすい反応が最高。

 

 

 

 

物語は新章へ突入し、キャラもふえた。

低空域探査の専門家ダインは、さっそくあせびさんにコナをかける。

ガチな拒否反応がかえってくるが。

 

 

 

 

天才的な飛行船設計者であるリコリス。

古代文明と秘密のつながりをもってるらしい。

 

いわゆる「姐御キャラ」風の、どちらかと言えばオーセンティックな造形。

本作のキャラデザは全体的に、10年代の作品にしてはシンプル。

 

 

 

 

低空域用の装備に着替えるシーン。

前巻の記事で、僕は「お色直し」の必要性について触れたが、

作者側もとっくにわかってたらしい。

 

 

 

 

防護マスクをかぶるため、前髪をアップにして後髪をたばねる。

かわいいけど、むしろ地味になった。

ただ恋敵にも情けをかける、まっすぐな気性に磨きがかかっている。

 

ひらひらふわふわした「女の子らしさ」より、「普遍性」を追求する作品だ。

 

 

 

 

最後にあえて、犬も食わないマクロ分析をしてみよう。

 

エヴァンゲリオンに精神汚染されたのか、ゼロ年代・10年代の物語は、

やはり斜に構えるのをよしとする風潮があったと思う。

それに対し本作は、エヴァ以降のスタイル(=可愛いは正義)をリスペクトする一方で、

ナディア以前(=可愛いだけが正義じゃない)への回帰でもある。

大ベテランである美樹本晴彦のキャラデザを前面にうちだした、

アニメ『甲鉄城のカバネリ』とおなじ方向へ疾走している。






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