うかみ『ガヴリールドロップアウト』2巻 非-日常のハルマゲドン

 

 

ガヴリールドロップアウト

 

作者:うかみ

掲載誌:『コミック電撃だいおうじ』(KADOKAWA)2013年-

単行本:電撃コミックスNEXT

ためし読み/1巻の記事

 

 

 

ネトゲ廃人にまで堕落した天使「ガヴリール」に、

世話焼きな悪魔「ヴィーネ」がツッコむ作法のコメディ。

第2巻は、天然ボケの悪魔「サターニャ」が物語をひっぱる。

はたしてどんな事件がおきるのか。

 

 

 

 

夏は勿論、水着にきがえて海水浴!

無理やり連れられたガヴは、パラソルの下でネットの海を泳ぐ。

 

 

 

 

遊び疲れて、帰りの電車で眠りこける四人組。

ガヴもガヴなりに楽しんだらしい。

 

天使や悪魔である必然性のないエピソードであり、

たとえば桜高軽音部におきかえても成立する。

 

 

 

 

物語の鍵となる12話。

ガヴとヴィーネの出会いについて語られる。

天使学校を主席で卒業し、地上に派遣されたばかりのガヴは、

いまとは天と地の差がある優等生だった。

 

ただ、なにが原因で「駄天使」となったかは謎のまま。

読者としては、キーインシデントをおあづけにされて残念。

 

 

 

 

15話はハロウィン回。

大はしゃぎするサターニャがカワイイ。

 

「セカイ」が終わっちゃいそうな設定の「日常系」である本作は、

話数を重ねるなかで、このジャンルの本質を炙り出す。

日常系は、日常でなく月ごとのイベント、つまり一種の非日常を描く。

インシデントの粒子が融解してゆく、イベント中心主義の文化。

 

 

 

 

イベント帝国主義の暴威に対し、その内側で叛旗をひるがえす、

ガヴの孤独な戦いの記録でもある。

トリック・オア・トリートに節分の豆で抵抗したり。

 

 

 

 

合言葉はトリック・アンド・キュート。

怠惰な天使のアンチテーゼは、支持しないわけにゆかない。






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