ウロ『ぱわーおぶすまいる。』4巻 進級する虎道環

 

 

ぱわーおぶすまいる。

 

作者:ウロ

掲載誌:『まんがタイムきららキャラット』(芳文社)2011年-

単行本:まんがタイムKRコミックス

ためし読み/以前の記事→1巻/2巻/3巻

 

 

 

ゆるゆるだけど、たしかな時の流れを感じるのがきらら系コミックで、

基本的に「進級」とゆうイベントを無視しない。

たとえば『けいおん!』みたく、「クラス替え」により物語の鮮度をたもとうとする。

 

しかし作者ウロはあえて手品をもちい、シャッフル効果をOFFに。

代わり映えしない面子に毒づく「環」のツンデレ効果はMAX!

 

 

 

 

『ぱわーおぶすまいる。』は、「きらら」らしい百合成分高めのハーレムラブコメ。

たしかに「宗馬」はモテすぎだし、殺意をおぼえもするが、

男女関係がテーマじゃないので許容できる。

読者としては女子を愛でるのにいそがしく、それどころじゃない。

 

だが4巻は大々的にセックスが導入される。

雨宿りする「まゆ」の、下着の透けたブラウス。

 

 

 

 

鍵をなくしたので隣の宗馬の家で着がえる。

いろいろ段階すっ飛ばし、レイプ寸前のレアカードを引く。

シャッフルしなくてもバランス崩壊。

 

 

 

 

「うつくしすぎる脇役」の環が、本作の看板。

いかにも絵になるヒロイン風にみせかけ、実は男ぎらいで百合趣味で、

あくまで引き立て役だったのに、こちらにも変化が。

 

 

 

 

水着回の、チラチラ視線を交わしてからのツンデレ攻撃。

「友情・努力・勝利」が週刊少年ジャンプなら、「女子・女子・女子」がきららだが、

そんな掲載誌のフィロソフィーに見直しをせまる勢い。

 

 

 

 

ウォータースライダーでの抱きつき。

男ぎらいの属性を脱ぎすて、裸の自分をみせている。

まっさかさまに堕ちてゆく。

 

 

 

 

ついに本気をだしたバランスブレイカー。

プールサイドで焼きそばを食べてたら、「庶民姫」なる新たな愛称が。

語呂がいいし、ギャップ萌えをみごとに三文字であらわしている。

本作は日本語の語彙を増強するのに貢献した。

 

虎道環……彼女がそこにいるだけで、文化全体までアップデート。






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テーマ : 4コマ漫画
ジャンル : アニメ・コミック

タグ: きらら系コミック  萌え4コマ 
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