ユエミチタカ『超日常の少女群』

『げきおこシュリケン』(2013年10月)

 

 

ユエミチタカ作品集 超日常の少女群

 

作者:ユエミチタカ

発行:イースト・プレス 2015年

[ためし読みはこちら

 

 

 

そのイライラマークは、ストレスがたまると皮膚にでる。

吹き出物みたいに。

思春期女子の悩みの種で、出れば出るほどますますイラつく。

 

『超日常の少女群』は、個人誌で発表したものを編んだ作品集であり、

コミティア的な「わかる人にわかりゃいい」素振りを感じなくもないが、

冒頭の『げきおこシュリケン』は、漫画のクリシェを逆手にとっててキャッチー。

 

 

 

 

「ミナズミ」が帰宅。

ためこんだ悪感情で自家中毒をおこし、ハリネズミみたいに。

妹を無視して自室にこもる。

 

 

 

 

でも夕飯食べて、ひと風呂浴びたらスッキリ。

女の子のメカニズムがすこしわかった気になる短篇だ。

 

 

 

 

「思春期女子のめんどくささ」をゲーム風に誇張した作品として、

『げきおこシュリケン』は、関谷あさみ『千と万』を髣髴させる。

 

 

 

 

ただ短篇ならではの美点として、悩みなんかなさそうな気のいい妹が、

実はイライラマークが「内側に出るタイプ」だと教えるオチが愉快。

 

わかったつもりになっちゃいけない。

女の子はどんな爆弾を抱えてるか知れたものじゃない。

 

 

『メシアローン』(2014年2月)

 

 

「便所飯」に最適化した食生活をおくるため、

ウイダーinゼリーにこだわる女子の昼休みとか。

 

 

『青春レコンキスタ』(描き下ろし)

 

 

「セイシュン」とゆうお宝をもとめ、遺跡の「ガッコー」を探索する話とか。

 

登場人物が飛んだり跳ねたりしないけど、さりげなく読者を非日常へいざなう。

 

 

『逆ギレシュリケン』(2014年11月)

 

 

女子とゆう華やかなアイコンがならぶタイムラインを追ってたら、

退屈な日常がいつのまに炎上してた。

 

ユエミチタカ、気になる作家だ。






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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

タグ:   眼帯女子 
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苑田 健

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