水瀬るるう『大家さんは思春期!』4巻 里中チエとゆう生態学的奇跡

 

 

大家さんは思春期!

 

作者:水瀬るるう

掲載誌:『まんがタイム』『まんがタイムファミリー』(芳文社)2012年-

単行本:まんがタイムコミックス

ためし読み/以前の記事→1巻/2巻/3巻

 

 

 

第4巻にして、ついに水着回。

水玉模様でフリルつき、待ったかいのある可憐さ。

単行本帯はカラーで掲載、捨てられなくて困る。

 

 

 

 

作者としてはスク水とゆう選択肢もあったが、

チエちゃんの真面目さと読者サービス、ふたつの円が重なる点をみつけた。

 

おなじ芳文社の4コマでもきらら系は大抵、

現実のカレンダーにあわせて季節がすすむが、

タイム系の本作は、サザエさん的にゆるやかな時のながれ。

たしかにチエちゃんの水着姿はみたい。

でもオトナになってほしくない。

 

 

 

 

タイトルが思春期なのに、ヒロインはまだ恋をしらない。

作者は同人では百合のひとだが、チエちゃんは「女同士」にも興味ない。

麗子さんが心配する様に、異性と接する機会もおおい。

 

 

 

 

美形の男女が交流すれば、化学反応みたく恋がうまれそうだが、

チエちゃんにとり男子は動物以上のものではない。

 

 

 

 

本作を「萌え4コマ」に分類するには、ヒロインの性格がカタすぎるかもしれない。

勉強会で友人のおしゃべりを、眉を吊り上げてたしなめる表情は、

このうえなくカワイイけど、いわゆる「キャッキャウフフ」からはみ出してる。

 

 

 

 

「里中チエに春はおとづれるのか?」

ファンにとって重大な問いだ。

みたいし、みたくない。

その日は当然やってくるだろうけど、天使に一般法則は適用されないかも。

 

すくなくとも中学では、しつこく付きまとって嫌われる系男子の佐々木が、

ほかの男からの干渉の絶縁体となるなど、奇跡的なバランスがたもたれる。

 

 

 

 

思い悩んでもしかたない。

秋、そして冬にむけ、ゆるやかな時を疾走する天使から目を離さないためにも。






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テーマ : 4コマ漫画
ジャンル : アニメ・コミック

タグ: 萌え4コマ 
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苑田 健

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