オニグンソウ『もののがたり』/江島絵理『少女決戦オルギア』 なぜアクションか

 

 

近刊2作から、アクション漫画の最前線を展望してみる。

まづ、オニグンソウ『もののがたり』(ヤングジャンプコミックス/ためし読みから。

京都を舞台に、「付喪神(つくもがみ)」と呼ばれる霊的存在が暴れる。

ちなみに作者は和歌山出身。

 

ヒロインの「長月ぼたん」は一見普通の大学生。

やはりダッフルコート女子は絵になる。

ローアングルもパンツルックなら下品じゃない。

 

 

 

 

付喪神は、現世の人々の敵にも味方にもなりうる。

厳正な審査をおこない、仲間にするか判断。

 

 

 

 

おかっぱ頭の女は、最終審査のさなかに豹変し、ぼたんが従える付喪神を破壊。

静から動へのはげしい転調を、流麗な描線でかたどる。

 

 

 

 

主人公の「岐兵馬(くなと ひょうま)」は、すんでのところで第二撃から「鏡ちゃん」をすくう。

お姫さま抱っこされ照れるのがカワイイ。

 

 

 

 

アクションのなかで主人公は、おのれの存在価値を證明。

はじめ自分を拒絶した、ぼたんの態度もやわらぐ。

目元や口元のかすかな変化のためなら、命を懸けられる。




もののがたり 1 (ヤングジャンプコミックス)もののがたり 1 (ヤングジャンプコミックス)
(2015/03/19)
オニグンソウ

 

 

 

 

 

 

うってかわって江島絵理『少女決戦オルギア』(ヤンマガKC/ためし読みは、

絵本にもなりそうな、ほんわかした絵柄。

「舞子」と「緋乃」のイチャイチャを愛でる百合漫画でもある。

 

 

 

 

しかし少女たちは、街を破壊しながら殺しあう。

ミニスカートをなびかせて。

 

 

 

 

「雪の女王」に馬乗りされ絶体絶命の舞子は、月のうつくしさに見惚れる。

 

おぼろな月影や、散りゆく花のはかなさに美をみいだす、

日本的な感性がアクションにより際だつ。

 

 

 

 

新人・江島絵理は、九州デザイナー学院で諫山創の同級生だったそうで、

本作は日常パートもアクションパートもかなり密度が濃い。

ただ初見のたのしみをとっておきたいし、今回はこれくらいで。

 

アクション漫画は予備知識なしで手に汗にぎりたい。




少女決戦オルギア(1) (ヤンマガKCスペシャル)少女決戦オルギア(1) (ヤンマガKCスペシャル)
(2015/04/06)
江島絵理

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