青木優『シンギュラー』/ホリユウスケ『シャッフル学園』 とりあえず女子高生

 

 

青木優『シンギュラー』(ヤンマガKC/ためし読みは、表紙に大写しの、

セーラー服のヒロイン「保科昴」の目力だけで買う気にさせる。

木刀一本でテロリストと対峙するアクションもいい。

 

 

 

 

そこへロボット兵器が乱入。

敵か味方かわからないが、棒切れでどうにかなる相手じゃない。

 

 

 

 

パイロットにえらばれた昴は、自由と真実をもとめ戦う。

ただ「セーラー服×木刀」のたたずまいが凛々しすぎ、私服だと印象がぼやけるかも。



シンギュラー(1) (ヤンマガKCスペシャル)シンギュラー(1) (ヤンマガKCスペシャル)
(2015/03/06)
青木優

 

 

 

 

ホリユウスケ『シャッフル学園』(少年チャンピオンコミックス/ためし読み

くわしくないが『十五童貞漂流記』『ドラッグの教科書』など、ホリはサブカル系の作家とおもう。

そのわりに冒頭からJKを全面におしだす。

 

 

 

 

パンツや百合の描写も、流行を意識している。

そもそも制服女子を描かないと企画がとおらない時代かもしれないが。

 

 

 

 

短髪巨乳のハンドボール娘とか、よりどりみどり。

造形センスがすばらしい。

 

 

 

 

そして作者はいきなり、すべてぶち壊す。

少年少女の精神がシャッフルされ、クラスに殺人鬼がまぎれこむ。

 

要するにお前ら読者は、女子高生が出てれば満足なんだろう。

だったらとびきりの美少女を見せてやる。

ただし中身はサイコパスかもしれないし、つまらない男かもしれない。

せいぜい困惑するといい。



シャッフル学園 1 (少年チャンピオン・コミックス)シャッフル学園 1 (少年チャンピオン・コミックス)
(2015/03/06)
ホリユウスケ

 

 

『シンギュラー』

 

 

酒井順子『オリーブの罠』(講談社現代新書)に「JKビシネス」についての記述がある。

80年代、フランスのリセエンヌへの憧れから雑誌『オリーブ』などで「女子高生文化」が生まれ、

そこに目をつけた秋元康がおニャン子クラブをたちあげ、ビジネスモデルを確立。

AKB48をみるまでもなく、日本文化はその甘美な悪夢から覚めてない。

 

10年代の漫画家は、慢性的な病を逆手にとり個性を発揮しようとするが、

つよすぎる磁場にとらわれることもおおい。

型を壊そうとする仕草さえ、型にはまってしまう。

だって、それが制服の役割だから。

飽き飽きしてるはずなのに、ボクらは幾度もそこへ回帰する。



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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

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