キラキラ☆エンジェル岩渕真奈

疾走



こはずかしい題をつけてしまったが、
漫画やアニメからぬけだしたような、
かの女のことをしるにつれ、遠慮の念はうすれてゆく。
日テレ・ベレーザ所属の岩渕真奈は、
一九九三年の東京にうまれた十五歳。
高校一年生。
ベレーザ公式ホームページによると、
身長百五十三センチ、体重四十五キロ。
このちいさな天使は、
去年U-17女子ワールドカップに出場し、三試合で二得点。
さらに大会最優秀選手賞をえる。
ちなみに、日本人選手のFIFA主催大会でのMVP獲得は、
男女を通じてはじめて。
にっこり笑顔で歴史をかきかえました。
チームは準々決勝で敗退、得点数もすくないのに、異例といえる受賞。
観戦者によほどつよい印象をのこしたみたい。



あいにくその活躍をじかにみたことはないが、
かの女はみるものをとりこにする魔法をつかうようだ。
経歴のはじまりは、小学校二年生のときにさかのぼる。
関前サッカークラブでの兄の練習についてきた岩渕のため、
小島洋邦監督は規約をかえて、女子の入部をゆるした。


FIFA U-17女子ワールドカップ2008

とにかくはやい。
特に準々決勝、イングランド戦の勝ちこしゴールは、
ボールをうける右足のひとけりで相手をおきざりにし、
そのままシュートまでちぎる。
大会参加全チームのなかで二番目にかるい体重の岩渕は、
まるで背中に羽をはやすかのようにはしる。
ふけばとびそうな華奢なからだで、だれよりもはやく、
ゴールまえの危険地帯にとびこむ勇気がすばらしい。
当然敵は三、四人でかこいこむが、
そうなれば味方への矢のごときパスで形勢逆転!



試合後の主催者による記事の見だし(FIFA.com)は、
"Japan's Mana from heaven(マナは天国からやってきた)"というもの。
興奮しすぎ、というか完全に恋しちゃってるね。
公平中立であるべき立場のくせに。
「岩渕真奈との恋はあっけなく三試合でおわった」とか、
ほかにもきもちわるい文章があってたじろぐ。

抱擁

ちいさな全身に、よろこびをはじけさせるマナ。
その魔力に接したことはないからわからないけれど、
ひとめで恋におちるのも、ありえるかな。
インタビューのうけこたえは年齢以上におさなくて不安になる。
でも、カメラのまえでこぼれおちる笑顔がよい。
スターはこうでなくっちゃね。
ちょっと色黒なシンデレラのものがたりは、
まだ幕があがったばかり。



ぶっちー情報は、掲示板「岩渕真奈 閃光の天使」でも紹介しています。
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テーマ : 岩渕真奈
ジャンル : スポーツ

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苑田 謙

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