筒井大志『IDOROLL』

 

 

IDOROLL

 

作者:筒井大志

掲載誌:『グランドジャンプPREMIUM』(集英社)2014年-

単行本:ヤングジャンプ・コミックス GJ

[ためし読みはこちら

 

 

 

ギターケースと、ひきつった笑顔ではじまるアイドル漫画。

ちょっと毛色がかわってる。

 

 

 

 

ヒロインは「一ノ瀬一乃(いちの)」。

22歳で身長142cm、髪はくせっ毛。

メジャーデビューめざしバンド活動にうちこんでいたが、

中学生にしか見えないちんまいルックスが災いし、

レコード会社の意向もあり、「ロックのイメージじゃない」とクビに。

 

 

 

 

家賃滞納してたアパートをおいだされ、ホームレスの境遇まで転落。

これはもうゲームオーバー。

 

 

 

 

ギターを破壊して大分の実家へかえろうとしたところ、

秋葉原でメイド喫茶を経営する、幼なじみの「音羽さん」にひろわれる。

ここでメイド兼アイドルとして働かないかと。

 

 

 

 

一乃にとりアキバ文化は「うわぁ…」って感じ。

カッコいいロックミュージシャンは、オタクに媚びたりしない。

 

 

 

 

そんなアイドルカフェ「ジャムレーズン」の看板娘「カトル」は、

お店に出てるときの萌え萌えしたふるまいと、素の態度が真逆。

アキバなめんなと、キツくあたる。

 

 

 

 

競争はげしい地下アイドルシーンを、熱血ノリでえがく作品。

いまのアイドルは、ロックよりロックだとうったえる。

 

「音楽がない」とゆう、『ラブライブ!』などのアニメに対する弱みを、

伝統的な「スポ根漫画」へおとしこんで補完するのも興味ぶかい。

 

 

 

 

寮に住みこみ、「ことびん」と二人組ユニットをくむことに。

やさしそうなコだから、うまくやれそう。

 

 

 

 

ことびんは現役JKだが、不登校で留年中。

男子に媚びてるとみなされ、イジメられていた。

適応力あるリア充は、アイドルになろうなんて普通おもわない。

 

 

 

 

アイドルもののディレンマ、それは「キモオタ問題」。

むさくるしい中年男だったりする観客をどうえがくか。

リアルすぎると絵にならないし、『ラブライブ!』みたく男を排除するとウソっぽい。

本作は、いつもスーツの「ヨシ君」にファンを代表させる。

 

 

 

 

ふたりの初舞台は、ライブを荒らす「ピンチケ」の妨害にあう。

どんなに歌や踊りをがんばっても、もりあがらない。

 

 

 

 

それでもアイドルと運営とファンが三位一体となり、最高のライブをつくりあげる。

身長142cmでも、ステージで爆発できる。

この熱狂、まさにロックンロールじゃん!?

 

 

 

 

ちょっと汗くさいアイドル漫画。

ハコは開場したばかり、ライブにはまだまにあう。




IDOROLL 1 (ヤングジャンプコミックス)IDOROLL 1 (ヤングジャンプコミックス)
(2014/11/19)
筒井大志

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