森尾正博『ラグビー部女子マネ革命 なづなのお願いっ!!』

 

 

ラグビー部女子マネ革命 なづなのお願いっ!!

 

作者:森尾正博

掲載誌:『ヤングアニマル嵐』(白水社)2014年

単行本:ジェッツコミックス

 

 

 

もし弱小ラグビー部に、かわいい女子マネージャーがはいったら。

後光さすヒロイン「朝日なづな」が革命おこす。

 

 

 

 

なづなはキレイ好きで、散らかってるのをみると、じっとしてられないタイプ。

机を掃除してもらった「大場先生」がスカウトした。

赤点だらけのテスト結果をもみけす条件で。

 

 

 

 

女子マネ効果は覿面!

部員のやる気に火がつき、嘔吐するまでランニング。

 

 

 

 

なづなには相手の目をじっとみつめる癖が。

天然か計算か、とにかく男をあやつるすべをしっている。

 

 

 

 

いがみあうフォワードの「飯田」とバックスの「速水」を仲直りさせたり。

ドラッカーなどの経営学をまなばなくても、

ムチムチのおっぱいがあれば、チームをおもうままマネジメントできる。

 

 

 

 

ラグビー漫画の難点は、15人以上の大所帯であること。

だが本作で名前が言及される部員は、上の副将ふたりと主将の「後藤」くらい。

安心してヒロインのおっぱいやパンツに集中できる。

 

 

 

 

クールな速水は、試合では眼鏡をはづす。

キャラ立てのうまさは、1974年うまれのヴェテラン作家ならでは。

中学時代は全国レヴェルだったが、いまはラグビーへの情熱をうしなっている。

 

 

 

 

関東でもトップクラスの強豪と練習試合。

スポ根おきまりの展開だ。

ただここでためされるのは、女子マネ効果が本物かどうか。

 

 

 

 

スポーツはそうあまくない。

パワーもスピードも技術も歯がたたず、圧倒される。

たのみの綱である速水は、肋骨をおったトラウマがよみがえり、足をすくませる。

 

 

 

 

前半だけで35点差。

速水と飯田のケンカも再燃する。

なづなのお色気作戦はなんだったのか。

 

 

 

 

大場先生は「ここの問題」だと胸をさすが、メッセージはつたわらない。

辯説で試合にかてたら、だれも苦労しない。

 

 

 

 

なづなは無力感をかみしめていた。

汗くさい男にチヤホヤされ、自分が勝利の女神かなにかとうぬぼれていた。

所詮はただの洗濯係だった。

しかし、そのおもいつめた表情は、部員たちを戦士の顔にかえる。

乙女の涙にふるいたたなかったら、男じゃない。

 

 

 

 

超ポジティヴな女子マネの視線でえがかれる、

あたらしいスポ根の世界は、単純素朴だがやけにアツい。




ラグビー部女子マネ革命なづなのお願いっ!! 1 (ジェッツコミックス)ラグビー部女子マネ革命 なづなのお願いっ!! 1 (ジェッツコミックス)
(2014/08/29)
森尾正博

関連記事

テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

最近の記事
記事の分類
検索とタグ

著者

苑田 謙

苑田 謙
漫画の記事が多め。
たまにオリジナル小説。

Twitter
メール送信

名前
アドレス
件名
本文

カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
月別アーカイヴ
11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03