高山としのり『i・ショウジョ』

 

 

i・ショウジョ

 

作者:高山としのり

掲載誌:『週刊少年ジャンプ』(集英社)2014年-

単行本:ジャンプ・コミックス

 

 

 

スマホに「魔法のアプリ」をインストールしたら、電脳空間へまぎれこんだ。

未来風コスチュームの女の子に手をのばすと、煙みたく掻き消える。

 

「すみません。私にスキンシップ機能はありません」

 

 

 

 

さて日常へもどろう。

「岡尻鉄太」は、癒し系アイドル「アユユ」がすきな高校2年生。

ポニーテールの幼なじみ「宮尾銀子」に、癒し系なんて実在しないとからかわれる。

 

 

 

 

気さくで顔もかわいい銀子は、男女とわず人気がある。

グラビアアイドルばりの体でM字開脚されると、腐れ縁の仲でも胸さわぎ。

 

 

 

 

幼なじみのむこうみずな行動に、鉄太はふりまわされる。

トラックにひかれそうな女の子をたすけに突進したり。

 

ボクはしらない作家だったが、WJらしいダイナミックな構図でみせるラブコメだ。

オリジナル作品での初単行本とゆうから25歳前後かとおもったら、

Wikipediaをみると1980年うまれだった。

おそらく本作に人生かけている。

それくらいヒロインが溌溂としている。

 

 

 

 

魔法のアプリは、男の願望をかなえる機能をもつ。

画面をさわるとスカートがめくれたり、胸がもまれたり。

パンツはリボンつきのグレー。

男まさりな銀子の「きゃっ」なんて反応が新鮮。

 

 

 

 

バレないわけなかった。

歯をガチガチならしながら激怒。

鉄太がスケベなのは知ってるけど、陰でコソコソやられたのが許せない。

ゲームのキャラみたくあつかわれたのが、かなしい。

 

 

 

 

謝罪をきいてもらえず、ふたりの腐れ縁も切れかけたある日、

アンインストールしたはずのアプリが、本当の気持ちをつたえる。

先端技術はなんだかんだで、人と人をつなぐ。

 

iPhone登場以降の世相をヴィジュアルに反映した漫画といえば、

たとえばアクションよりの烏丸渡『NOT LIVES』があるが、

本作は恋愛をドラマチックに演出するツールとして、スマホをつかっている。

 

 

 

 

オムニバスなので、第1巻はエピソードがふたつ。

女を惚れさせる香りがスマホからでる話は、ちょっとよわいかな。

 

 

 

 

逆にゆうと、それだけ銀子に惹きつけられた。

最先端のショウジョたちをたのしめる作品なのはまちがいない。




i・ショウジョ 1 (ジャンプコミックス)i・ショウジョ 1 (ジャンプコミックス)
(2014/07/04)
高山としのり

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