アルガルヴェ・カップ2014の岩渕真奈

 

 

女子サッカーのゴシップがちらりと披露されてる本、

河崎三行『蹴る女』(講談社)から北京オリンピックの話題を。

 

キャプテンの池田浩美は帰国後、自分と夫の私生活に取材した、

TBS系列で全国放送されたテレビドキュメンタリーをみる。

ヤラセだった。

そこでは夫ひとりが、夫婦の食事を準備し、後かたづけしていた。

いつも分担してるのに。

池田が支那で戦っている隙に、スタッフが追加撮影した映像を、

うまくつなぎ編集、「おっかない妻の尻に敷かれる夫」の物語をデッチあげた。

 

サッカーなんて男臭い競技にのめりこむ女は、侮辱されて当然だった。

それが2008年。

 

 

 

 

2011年ワールドカップ・ドイツ大会で優勝、2012年ロンドン五輪で準優勝。

「なでしこ」たちは、自身が敬意をはらわれるべきだと、実績もって證明した。

大袈裟にいえば、日本文化上の革命だった。

 

こまるのは、反動が大きすぎたこと。

殉教者が聖人に列せられる様に、「2011年のなでしこ」が権威となる。

35歳の「聖サワ」は不可侵とされ、代表の顔ぶれは微動だにしない。

『サザエさん』の配役ならそれもよいが、サッカーチームのマネジメントとしては異常。

 

 

ロンドン五輪決勝・アメリカ戦、83分の岩渕真奈のシュート

 

 

いま20歳の岩渕真奈は、11年も12年もそこにいた。

不平分子として。

無理かさねボロボロになった足でピッチをふみ、

孤独な階級闘争をしかけ、むなしくしりぞけられた。

 

その後ドイツへわたり、ジャガイモかなにかをたらふく食べ、

華奢で可憐な少女は、あっという間に戦車みたいな外見を手にした。

 

 

 

 

2014年3月、はじめてポルトガルのアルガルヴェ・カップに出場。

ぶっちーは補缺のままだった。

 

2試合めのデンマーク戦でひさびさの得点。

ホープ・ソロの特訓の成果に偶然はまったロンドン五輪決勝を教訓とし、

アッパーカットを顎にねじこむ様に、相手GKを斃した。

 

 

 

 

健気ななでしこ、頑張るなでしこ、仲良しのなでしこ……。

それは結構なのだが、油揚げをさらうトンビみたく「10番」をねらう、

貪慾で危険な「第13の使徒」の存在をボクはしっている。



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