濡れたスカートをしぼる制服女子
最近よんだ漫画で、トレスしたみたいにそつくりな場面が三つ。
美少女が、びしよ濡れの制服のスカートをしぼるところ。
琴慈『あんハピ♪』(まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)の「はなこ」は、
橋から川へおち、水もしたたるイイ女となつた。
残念ながらボクの半生において、女の子がスカートをはいたまま、
ギュッとしぼるさまを目撃したことはない。
着用した経験もなく、ふつう濡れたらしぼるかも不明。
その性的含意にときめくだけ。
青インク『デモンポゼッション』(電撃コミックスNEXT)の「和歌月縫」が、
悪魔の力で壁にたたきつけられた。
水は脅威でもある。
無形の形として、敵の虚をつく。
うたれづよい縫はどこふく風。
スカートをまさぐる手つきは、被害を夕立ち程度にしかおもわせない。
冒頭の雨の一幕でも、縫は濡れている。
演出に水はかかせない。
物語自体が、水のごときもの。
ひろやまひろし『いもかみさま』(ジェッツコミックス)から、ラッキースケベの例をひく。
妹が浄めの水をばらまき、主人公は幼なじみの「真耶」の股間に顔をうづめ、ずぶ濡れに。
はなこは上向きに「じょばー」、縫は腰にひきつけ「ギューッ」、
ツンデレの真耶はピンと両腕をはり「ギュッ……ポタポタ」。
みなうつくしい。
水はきよらかな濡れ場をみちびく。
ながれのまま、そのいきおいのまま。
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