味の素の世界戦略

ヨハネスブルグの風景(撮影:Zakysant)

 

 

アフリカの経済成長は、アフリカ発のグローバル企業が主役を演じている。

 

携帯電話の普及は、いまこの大陸が最速。

たとえば1994年創業、南アフリカのMTN社などは、

中東ふくむ22か国で合計1億6000万契約を擁する。

 

同年にたちあげられたジンバブエのエコネットワイヤレス社は、

悪名たかきムガベによる独裁政権の妨害をうけるも、

法廷闘争のすえ、各国で電気通信事業を成功させた。

 

 

(撮影:MASA)

 

 

アフリカのスーパーは、低所得層をとりこみ、店舗網を急速にひろげている。

小売市場にしめる割合は、すでに50-60%とみつもられる。

 

1袋5円のパックでナイジェリア市場を開拓したのが、われらが味の素株式会社。

働き者のアフリカ女性に支持されている。

まだ朝暗いうち、一時間以上かけ水くみのため往復、

昼は穀物栽培に精をだし、あいまに子守などの家事をこなす。

それでも、かぎられた時間でおいしい料理をつくりたいという需要に、

遠隔地農村までロジスティクスを構築し、味の素はこたえた。

 

ただ旨味調味料は、低所得層あつてこその商品。

ナイジェリアの成長がつづけば、次第に主婦は食卓に贅をこらし、外食の機会もふえる。

旨味調味料にたよらなくなる。

そしたら味の素社は、またあらたなフロンティアをさがす。

創業まもない1910年に台湾へ進出、戦後もタイやインドネシアなどで、

開発途上国ビジネスにたづさわつた歴史をもつ企業だ。

 

 

 

ジョージ・ソロスが930億円ボロ儲けしたなんて話がでて、

アホノミクスなる政策が、民主党よりはやくメッキが剥がれて笑つたが、

ムガベとかアベとか、愚かで腐敗した権力にまけず、世界という名のカオスを駆けぬけろ!








【参考文献】

平野克己『経済大陸アフリカ』(中公新書)



経済大陸アフリカ (中公新書)経済大陸アフリカ (中公新書)
(2013/01/24)
平野克己

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