柳原満月『クレオパトラな日々』

 

 

クレオパトラな日々

 

作者:柳原満月

掲載誌:『月刊まんがライフオリジナル』(竹書房)2016年‐

単行本:バンブーコミックス

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「上杉謙信女性説」をあつかう『軍神ちゃんとよばないで』は単行本4巻をかぞえ、

スピンオフ『ここから風林火山』も発表するなど歴史系萌え4コマを得意とする、

柳原満月の新作の題材は、古代エジプトの女王クレオパトラ。

 

このジャンルにぴったりの人選なのはたしか。

18歳で王位につき、「絶世の美女」の代名詞として知られるから。

 

 

 

 

重野なおき『信長の忍び』は4月からアニメ3期がはじまるし、

すでに歴史系萌え4コマは根強い人気を獲得している。

ただこれまでは、日本が舞台のものが多かったとおもう。

文化に隔たりがある海外は、「日常」をえがくのが困難だからか。

 

柳原は、たとえばクレオパトラをファッションリーダーとみなし、

バステト女神にならった「人類最古のネコ耳女子」とするなど、

神話と政治がごっちゃになった古代エジプトをうまく捌いている。

 

 

 

 

ぐうたらな虎千代と対照的に、クレオパトラはしっかり者。

血を分けたきょうだいとの衝突をもおそれず、王朝を守ろうとする。

知的で凛々しく、うつくしい。

 

 

 

 

妹のアルシノエは、性格に裏表あるツインテキャラ。

生涯にわたってクレオパトラと骨肉の争いをくりひろげる。

 

 

 

 

クレオパトラは弟と結婚した。

プトレマイオス朝では普通だが、実際に性交渉をおこなったかは不明らしい。

近親婚が遺伝病をひこおこすのは常識であり、

跡継ぎは婚姻外から調達したとかんがえるのが妥当な様だ。

 

もちろん当事者としては、いろいろ思うところがあったろう。

弟マグスは、クレオパトラに恋い焦がれている。

姉はそれを知ってか知らずか、思わせぶりな態度で翻弄する。

 

 

 

 

なにせ舞台がエジプトなので、衣装は露出多め。

お得意の女体描写がさえわたる。

まだあたらしい「世界史系萌え4コマ」とゆうジャンルにおいて、

世界観は早くも決定版と言える完成度をほこっている。





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テーマ : 4コマ漫画
ジャンル : アニメ・コミック

タグ: 萌え4コマ 
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苑田 謙

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