『ファイアーエムブレム 覚醒 コミックアンソロジー』
わらなべ「ルキナの親孝行修行」
ファイアーエムブレム 覚醒 コミックアンソロジー
監修:任天堂 インテリジェントシステムズ
発行:一迅社 2014年
レーベル:DNAメディアコミックス
『FE覚醒』発売から2年8か月たって、いきなりあらわれたアンソロジー。
来月には4コマ本も出るらしい。
狐につままれた様なタイミング。
もちろんリズさんにまた会えるなら、理由はなんでもかまわない。
りりお「只今考え中。」
14名の作家による短篇を収録。
おちゃめなリズ、とぼけたリズ、やさしいリズ……。
描き手ごとに雰囲気のかわるカレイドスコープ。
鈴華「女騎士の憂鬱」
戦争のゲームが原作だから、マジメな場面もある。
女騎士「ソワレ」さんがカッコよかった。
はやせれく「買い出し騒動!」
とはいえ基本はコメディ。
凛々しく可愛い女性キャラたちが、にぎやかに色をそえる。
桂イチホ「商売上手だよアンナさん!」
現代性と、20年をこえるFEの伝統と、個性の三すくみ。
コザキユースケによるキャラデザ(参考:1/2)は、とにかく絵になる。
マムクートの「ノノ」の解釈とか、ほかのだれに可能だろう?
姫希「克服戦記~恥ずかし親子の奮闘~」
FE覚醒の最大の特色は、イマドキの「萌え」と、
『聖戦の系譜』の「結婚・継承システム」を融合させたこと。
「オリヴィエ」と「アズール」の母子とか、恋人みたいで危険!
「ルキナの親孝行修行」
そんなわけで「ルキナ」は、本書でも主役的な存在感。
家族おもいで、良い子すぎるくらい良い子で、キラキラまぶしい。
神崎りゅう子「軍師の役割」
ファザコンの度がすぎ、父がほかの女と話すだけで不機嫌になるけど。
高貴な立ち居振る舞いと、愛をもとめるいじらしさがカンスト。
スマブラ参戦も当然のスーパーヒロインだ。
あらたとしひらのイラスト
キャラが43人もいるため、「リズとマリアベルの百合がなんでないの」とか、
よくばりな注文をつけたくなるが、そもそも決して満腹にならないのがこのゲーム。
FE覚醒の夢からは、だれも覚醒できない。
ファイアーエムブレム 覚醒 コミックアンソロジー (DNAメディアコミックス) (2014/12/25) |
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ジャンル : ゲーム