イコール『むすんでひらいて』に見るJCの実態

 

 

むすんでひらいて

 

作者:イコール

発行:芳文社 2012年

[まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ]

 

 

 

 

ももみ先輩のお弁当がとつてもおいしかつたので、

いちかからごほうびのキス!

 

 

 

 

さすがに教室でくちびるにチューははづかしいかも。

みんなから羨ましがられるし。

アテられたともちやんは、大慌てでお弁当の出来をアピール。

でもただのノリ弁だからなあ。

 

 

 

 

ガッツキすぎて、ほつぺにバチーンとくらいました。

つきあつて半年なのにキスもまだなんて、ありえない!

 

 

 

 

それも時間の問題。

女の子同士なら、お母さんの見てる前だつて、イチャらぶできるもん!

百合カップルの特権享受しまくり。

 

 

 

 

奥さま。

御令嬢の進学は女子校にかぎります。

アレやコレやの、ススんだ教育を受けられることでせう。





むすんでひらいて (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)むすんでひらいて (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)
(2012/08/10)
イコール

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写真の哲学

 

 

暑さにうだる街を切り取りたくてGRDをかまえるも

熱中症の覚悟をせまられて

「写真のための写真」は

「スナップ写真」でなく「風景写真」だと定義していて

 

 

 

 

だからボクは

日陰でシャッターをきる

つまりそれは哲学

 

 

 

 

そもそも彼女らはあんなに

凛として涼しげで

 

 

 

 

へばつていた犬ですら

カメラをむけると

ほら



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ジャンル : 写真

睦月のぞみ『ハコニワ喜劇』

『兎の角』の作者の、2005年以降の単行本未収録作をおさめた短篇集

 

 

「柴立くんと志堅原さん」(2011年)

 

 

ハコニワ喜劇

 

作者:睦月のぞみ

発行:エンターブレイン 2012年

[ビームコミックス]

 

 

 

 

まとめて読むとわかるが、睦月のぞみといえば、やはりラブコメ。

ただしノット・オーディナリー、普通ぢやない。

 

 

 

 

屋上で告白した志堅原さんの背には、天使の羽がはえている。

解釈は読者にゆだねられる。

典型的なヒロインの独善性に対する揶揄かな、とか。

ただ天使が女学生である必然性はない。

もしJKエンジェルが存在するなら、こんなだろうという、絵の説得力だけある。

 

 

 

 

 

「メランコリック卑弥呼様」(2012年)

 

 

「……リア充は……皆……爆発すれば……いい」

ボソボソと卑弥呼さまがつぶやく。

巫女として女王として、自由をうばわれ、憂鬱にもなろう。

 

 

 

 

邪馬台国の王の威厳ある艶姿。

弥生時代の女の造形として比類ない。

短篇にしておくのが惜しい。

それも、歴史上の人物にネットスラングを言わせたいだけの。

 

 

 

 

神通力で国が滅びかねないので、とりあえず無害そうな(?)ゴリラをあてがう。

女王は草食系男子ぶりが御不満の様子。

このあと両者それぞれ固有スキルが発動し、最後にひと捻りくわえオトす。

みごとな十四ページ。

ゴリラである必然性さえ詮索しなければ。

 

 

 

 

 

「M441☆」(2005-6年)

 

 

無能なメイドロボットが生活を破壊する「M441☆」が収録され、

古参の睦月ファンは狂喜した。

イラストが得意なM441は、テーブルに料理の絵をかいて奉仕。

テレビや本棚やネコもかく。

 

作者の漫画観があらわれている。

絵だけでは食い足りない。

たとえ誰より描線が流麗で、デザインが創意に富むとしても。

 

 

 

 

 

「ハコニワ」(2009年)

 

 

老舗の四コマ漫画誌『まんがタイム』(芳文社)の連載。

「リア充死ね」が合言葉の作者なりに、

掲載誌の色にあわせ一生懸命、ほのぼのファミリーをえがく。

 

父子家庭がむかえた再婚相手は、死神だつた。

 

 

 

 

ほのぼのしてるし、ハートウォーミングでもある。

でもお母さんが死神つて、終末感ただよいすぎ。

死神に看病されるなんて、心細すぎ。

三話で打ち切りも納得。

 

本書の題に「ハコニワ」を復活させ、無念をはらした。

 

 

 

 

 

「片恋ひ迷子」(2009年)

 

 

「私……キレイ?」

口裂け女が主人公の作品。

作者お気にいりのキャラで、単行本『ゾンビ ロマンチシズム』(芳文社)にも登場する。

 

 

 

 

勿論、恋におちる。

美少年とキスもする。

耳元まで口裂けてるけど。

 

箱庭での実験の記録、それが睦月作品だ。

 

 

 

 

 

「インターバルノエル」(2006年)

 

 

警察の取調室での食事の定番はカツ丼。

もし被疑者が若い娘で、食い逃げ犯で、

カツ丼をタカりたいだけなら、そこに物語が生まれるかも。

……なんて目論む漫画家は、のぞみんセンセだけ。

 

ただひとつ言えるのは、どれほど珍奇な題材だろうと、

つねに「ボーイ・ミーツ・ガール」のトキメキがある。

BLだの百合だの男の娘だの、流行の筋書きにたよらない。

古風すぎるくらい。

 

 

 

 

 

 

 

そして本物の愛をもとめ、ボクらは旅にでる。





ハコニワ喜劇 1巻 (ビームコミックス)ハコニワ喜劇 1巻 (ビームコミックス)
(2012/08/10)
睦月のぞみ

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苑田 謙

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