きゃりーぱみゅぱみゅ『ぱみゅぱみゅレボリューション』

 

 

ぱみゅぱみゅレボリューション

 

きゃりーぱみゅぱみゅのアルバム

発行:unBORDE 2012年

 

 

 

 

PONPONうぇいうぇいうぇい

PONPONうぇいPONうぇいPONPON

うぇいうぇいPONPONPON

うぇいうぇいPONうぇいPONうぇいうぇい

 

「PONPONPON」

作詞:中田ヤスタカ(以下同様)

 

この文におのが名をきざみ、後世へのこす覚悟にふるえる。

中田ヤスタカは、他人からバカとみなされるのを恐れない。

 

 

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音源にあわせ歌うとわかるが、この曲にはこの歌詞しかない。

支那語みたいな響きが快感をもたらす、無国籍風味のテクノJ-POPだ。

 

 

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「メリーゴーランド のりたいの」

のびやかな高音。

ヤスタカは女性歌手をオモチャにする悪癖をもつけれど、

きゃりーぱみゅぱみゅは、そんな安い女ぢやない。

 

 

 

 

 

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「CANDY CANDY」は、きゃりーの革命宣言。

 

机とかポケットとかカバンの中にもね

いつだって忘れずあるよ 何をえらぼうかな

ちょっとちょっとほんのちょっとで幸せは生まれて

甘い空気がふわふわ ぷんぷんしなくてすむでしょ

 

きゃりーがジョージ・ワシントンなら、ヤスタカはトマス・ジェファーソンか。

 

 

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昔話でもうしわけないが、歌で革命といえば渡辺美里の『My Revolution』

小室哲哉作曲。

ただミサトは「わかり始めた My Revolution」と悠長だけど、

10年代の革命は、いますぐここで発動せねばならない。

 

とかくヤスタカの仕事は、小室へのオマージュの要素が抜きがたい。

きゃりーは十代だが、ヤスタカは1980年うまれでオレとおなじ三十代。

どれだけスウィーティでキューティな音楽をつくろうが、

あちらでなく、こちらの人間だと強調しておく。

 

 

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だってだって女の子だし今は大切なの

甘い空気がふわふわ ぷんぷんしなくてすむでしょ

 

たしかにあたしは目立ちたがりで、調子に乗つてるかもしれないけど、

実際19歳のオンナノコなんだし、多少は大目に見てほしいし、

これでもいろんなコから支持されてるし、

すくなくとも朝から晩までプンプンしてる毎日よりマシぢやない?

 

 

 

 

 

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Nik Frey (niksan)

 

 

アルバムの白眉は「Drinker」

シングル曲で封印したブリブリの低音が全開で最高。

 

アイスが溶けるの 見てるふりをして

細いグラスを 透かしてキミを見るの

おいしそう でもまだ 今は同じやつ

まだ飲めないかったりしたりするんですけど

 

なるほど19歳だもんね、飲酒は違法だつけ。

打ち上げかなにかで、でろーんとテーブルに突つ伏し、

ヤスタカが注文した「エターナルフォースブリザード」とか、

なんか厨二病的な名前のカクテルのグラスを、

眠そうな猫みたいな顔つきでながめる、きゃりーが目にうかぶ。

んで、浮かれてるフリして、横目で観察するプロデューサー。

 

 

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んで、観察されるフリして、三十男を手玉にとる革命の旗手。

「まだ飲めないかつたりしたりするんですけど」の歌いぶりは、まじ萌え死ぬレヴェル。

「どりんかどりんかどりんかどりんか」の、舌が口蓋で擦れる音までいとおしい!

 

それはキレそうなくらいカワイイ、革命戦争。






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(2012/05/23)
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ハーフタイム

ユーチューブの「ヴェルディチャンネル」より

 

 

なでしこリーグ 第9節

日テレ・ベレーザ-INAC神戸レオネッサ

 

結果:0-1 (0-0)

得点:60分 川澄奈穂美

会場:国立競技場

 

 

 

 

試合数日前の記者会見を、岩渕真奈は缺席した。

「学業のため」という疑わしい理由で。

 

事情はわからないが、おそらく負傷ゆえ。

彼女は客をよべる選手だし、クラブから同席を求められたろうが、

出れるかどうかわからぬ状態で、「がんばります♪」とか言いたくない。

ぶつちーの真実は、フィールドにしかない。

 

 

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二週間まえとくらべ刃はにぶつていた。

でも一歩もひかず最前線へとびこみ、出血をしいる。

棋士の様にまわりの駒をうごかす。

海堀あゆみを破らんとシュート。

最高でないが、わるくない45分。

 

湯だつた頭をのせ、ふらふらトイレへむかう。

真下をみると岩渕真奈が、家族をうしなつたみたいに慟哭している。

野田朱美監督にだきしめられ、小林弥生に髪をもてあそばれる。

試合終了後はともかく、ハーフタイムに泣き崩れる人をはじめてみた。

あんなに泣いたら、交代すると敵に知れるではないか。

 

自分のいるうち、点を取るか、取らせるかしないといけなかつた。

できなかつたことをゆるせない。

世界にひとりも、けふの彼女を批判する者はいなかろうが、そんなの関係ない。

ゆるせないものはゆるせない。

魂の底まで焦げつきそうな熱い涙。

 

ぶつちーは替えのきかない選手だと、後半のベレーザは證明した。

残念ながら。

 

 

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本日からしばらく、2012年のハーフタイム。

心身をやすませる暇は、彼女たちにないけれど。




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