山崎あおい、家入レオのライヴへゆく

ユーチューブのビクターエンターテインメント公式チャンネルより

 

 

名曲「Just Friend」をきつかけに、シンガーソングライター・山崎あおいのブログをよんでいる。

 

ミュージシャンのくせにモテないキャラを売りにしてて、

ねらつてるにしても、そんな打算が女の子らしく、ひかれる。

 

先週、「家入レオさんのライブにいってきたよ~!」という投稿がありおどろいた。

 

 

「家入レオ オフィシャルYouTube」より

 

 

当ブログに「西の家入レオ、東の山崎あおい。そんな時代かな」と書いたから。

 

素晴らしいライブでした(*^_^*)

 

最後、誕生日のサプライズがあって、なごやかなムード!

そこで気がつく!私より1歳も年下!

高校生なんですものね。私も頑張ろうと思ったよ。

 

触発されなかつたらウソだよね。

 

 

 

 

ただ山崎あおいは、ライヴ会場で思索する。

 

ミュージシャンにはふたつの種族がいる。

ライヴで、私生活がみえる人と、そうでない人。

わたしは多分、チラチラみえるとおもう。

 

プライヴェートで仲がよいのに、ステージで歌いだすと、

普段の姿が想像できなくなるミュージシャンもいる。

すごい切ないピュアな曲書く人にかぎつて、私生活で女癖わるかつたり。

 

みえる人と、みえない人のちがいつて、なんなんだろう。

 

 

 

 

「わたしの歌」で彗星のごとくあらわれ、「みんなの歌」へ駆けぬけた、

家入レオに対するかすかな不満が、文面から感じられる。

 

むつかしいかもしれないけど、自分は歌で、自分をみせたい。

 

ところで、わかい女性がソワソワする今月に投稿された、「人肌恋しい季節!?」と題する記事が。

 

人肌なんて生ぬるい物じゃなくて、暖炉が欲しい。

どうして私の部屋はこんなに寒いのであろう!!

 

北海道に住んでた頃は、真冬でも家の中では半袖Tシャツ!

そして食後にアイスを食べる!そんな冬だったのに!

どうして部屋に居ながら、ガタガタ震えてるんだ私は!

 

東京でこごえる道産娘をおもいうかべるとおかしい。

クリスマスにかける真意は、煙にまかれたけど。

 

みえる様でみえない女心。

ライヴいきたいな。



テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

山崎あおい『Just Friend』

キスよりも短く

 

 

画像クリックでユーチューブへ飛びます

 

 

Just Friend

 

山崎あおいのシングル曲

 

作詞・作曲:山崎あおい

発行:ビクターエンターテインメント 2012年

 

 

 

 

「愛してる」と言いたいなら ここで全ておしまいね

So long 友達には 戻れないから

壊したのはあなたなのよ 笑い合えていたじゃない

Just Friend どうしてキスをしたの?

 

いまより不幸になるかもしれない幸福なんていらない。

でも、ならなぜわたしは、いま生きてるんだろう。

 

恋に溺れることへの不安?

裏切りへのためらい?

 

どちらかというとたわいない、男友だちにキスされた葛藤をえがく曲だが、

行間の解釈は聞き手にゆだね、すんだ声がさりげなく飛びこんでくる。

 

 

 

山崎あおいは札幌出身の十九歳。

 

今度は北海道か。

気になる新人をウィキペディアでしらべると、バカらしくなる。

いつも出身地の欄に、「福岡県」または「北海道」とかいてあるから。

徒労だ。

音楽と土地のむすびつきは、どんな恋人もかなわない。

 

西の家入レオ、東の山崎あおい。

そんな時代かな。

 

 

 

 

『サブリナ』を愛聴したものだが、その後レオが発表した曲は、

シンガーソングライターというよりポップスターのそれで、なじめなかつた。

ボクは「みんなの歌」でなく、「わたしの歌」をききたい。

 

いまも応援してるけど、せつかくギターという刃物をもつのだから、

ざつくり街の風景をきりとつてほしいな。

 

 

 

 

アルバムをだしたばかりの家入レオはこうかたる。

 

前は……特にデビューの頃は、叫びたい・爆発したいっていう気持ちがすごく強くて、

とにかくヘヴィーで芯がある曲を多く書いていました。

でも(3rdシングルにもなっている)「Bless You」を書いて、

いい意味で音楽の縛りがなくなったんですよね。

 

取材・文:赤木まみ

『BARKS』

 

おそらく女子が攻撃的でありつづけるのは、むつかしい。

砂の城をきづく孤独より、愛される平和をえらぶ。

 

 

 

 

「どうしてキスをしたの?」につづく一秒の静寂と虚無に、

たとえば新宿でスナップ写真をとる感覚をおもいだす。

 

コンクリートの隙間に得体のしれぬ生き物がはりつく書割が、

カメラの魔法で、いつかみた映画の一幕に変容するときめき。

 

きつとこの心象も、すぐ波に洗われ消えゆくが。





Just FriendJust Friend
(2012/10/24)
山崎あおい

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テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

Moe and ghosts『幽霊たち』

 

 

幽霊たち

 

Moe and ghostsのアルバム

 

作詞:萌

作曲:ユージーン・カイム

発行:Headz 2012年

 

【画像をクリックするとユーチューブへ飛びます】

 

 

 

 

ある種の出オチというか。

街で、モデルみたく足のながい女がゴスロリパンクでキメてて、

玲瓏たる心象に1.5秒ほど見当識をうしなう気味というか。

 

 

 

冒頭の「われわれ」がすべてか。

アサルトライフルの三点バーストのごとく攻撃的なビート。

でもつんのめらない萌のフロウ。

入浴中のアニメ声優の鼻歌をおもわせるエロス。

 

 

 

(関係ないが、年間三万人の自殺者が問題視されるのに、

一万人の風呂場での溺死者が惜しまれないのはなぜ?)

 

 

 

インタヴューで花輪和一や楳図かずおの影響をかたる。

優美な早口言葉を聞きとるかぎり、死に関心あるらしい。

それに無頓着な人間はいないから、したしみやすい。

先祖の墓の様にやすらぐ。

 

 

 

ストリートに堕ちた黒い彗星。

B系のやくしまるえつこ。

あちらの世界観が近未来SFで、こちらはゴシックホラーだが、

イマとココを否認する、鋼の意志と底意地のわるさは、通じあう。

 

 

 

街ゆくボクの鼓膜を、Moe and ghostsが独占している。





幽霊たち幽霊たち
(2012/08/15)
Moe and ghosts

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テーマ : Japanese R&B/HIP HOP
ジャンル : 音楽

三木道三『Lifetime Respect』

 

 

Lifetime Respect

 

三木道三のシングル曲

 

作詞・作曲:三木道三

発行:徳間ジャパンコミュニケーションズ 2001年

 

 

 

 

夏いうたらレゲエや。

せやけど、こないだ有線で三木道三の『Lifetime Respect』が流れたのに、

ようノレへんかってん。

あの歌、意味不明やん?

 

 

 

 

だれかさんへの愛をバックビートに乗せるのはええけど、

肝心のお姉ちゃんの姿が見えてきいひん。

 

 

 

 

いつのまにか本気になった俺は

お前の優しさ強さに惚れた

お前だけは手放しちゃいけないと思えた

今は湧いてくる愛おしさに溺れたい

 

どこかどう優しくて強いんか、云うてくれへんとわからん。

 

 

 

 

せやけど「リスペクト」って、ごっつええ言葉やな。

お互いを一生尊敬しあえるなら、そら理想的やわ。

 

 

 

 

一キロやせたと喜んでる 笑いながら一人で転んでる

俺のそば寝転んでる お前の顔見て俺は息を飲んでる

 

これでリスペクトって、あほくさ。

女が1キロ痩せたら快挙やん、もっと驚いたらんと。

それとも100キロくらいあるん?

 

 

 

 

オレは身を切る様なラブソングを聞きたいねん。

ええ加減な比較かもしらんけど、エリック・クラプトンが書いた、

デレク・アンド・ザ・ドミノズの『いとしのレイラ』とかそうやろ。

親友ジョージ・ハリスンの妻パティへの横恋慕が、痛くて泣けるんや。

 

 

 

 

限りある人生にいっぱい

楽しい時間をお前と生きたい

一緒に料理したり 映画見たり

愛のあるSEXに精ェだしたり

 

実感こもっとんのはここだけか。

当時は「愛のあるSEXで正座したり」って、聞いとったで。

けったいな体位やなと(笑)。

 

 

 

 

どないにせよこの曲、平成のアンセムに違いないわな。

一言でいうなら「性欲至上主義」。

物欲、金銭欲、食欲、睡眠欲、知識欲、名誉欲……とかいろいろあんのに、

なぜか性欲が一番とお約束になっとんねん。

西野カナが「会いたい会いたい」連呼すんのもこれや。

 

 

 

 

実体のない願望やな。

ここ十年の人口減少を見てみい。

現実はだれも、愛のあるSEXに精ェ出さへんかった。

歌手は愛をうたい、政治家は権力に狂い、国家はドツボにはまる。




テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

きゃりーぱみゅぱみゅ『ぱみゅぱみゅレボリューション』

 

 

ぱみゅぱみゅレボリューション

 

きゃりーぱみゅぱみゅのアルバム

発行:unBORDE 2012年

 

 

 

 

PONPONうぇいうぇいうぇい

PONPONうぇいPONうぇいPONPON

うぇいうぇいPONPONPON

うぇいうぇいPONうぇいPONうぇいうぇい

 

「PONPONPON」

作詞:中田ヤスタカ(以下同様)

 

この文におのが名をきざみ、後世へのこす覚悟にふるえる。

中田ヤスタカは、他人からバカとみなされるのを恐れない。

 

 

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音源にあわせ歌うとわかるが、この曲にはこの歌詞しかない。

支那語みたいな響きが快感をもたらす、無国籍風味のテクノJ-POPだ。

 

 

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「メリーゴーランド のりたいの」

のびやかな高音。

ヤスタカは女性歌手をオモチャにする悪癖をもつけれど、

きゃりーぱみゅぱみゅは、そんな安い女ぢやない。

 

 

 

 

 

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「CANDY CANDY」は、きゃりーの革命宣言。

 

机とかポケットとかカバンの中にもね

いつだって忘れずあるよ 何をえらぼうかな

ちょっとちょっとほんのちょっとで幸せは生まれて

甘い空気がふわふわ ぷんぷんしなくてすむでしょ

 

きゃりーがジョージ・ワシントンなら、ヤスタカはトマス・ジェファーソンか。

 

 

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昔話でもうしわけないが、歌で革命といえば渡辺美里の『My Revolution』

小室哲哉作曲。

ただミサトは「わかり始めた My Revolution」と悠長だけど、

10年代の革命は、いますぐここで発動せねばならない。

 

とかくヤスタカの仕事は、小室へのオマージュの要素が抜きがたい。

きゃりーは十代だが、ヤスタカは1980年うまれでオレとおなじ三十代。

どれだけスウィーティでキューティな音楽をつくろうが、

あちらでなく、こちらの人間だと強調しておく。

 

 

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だってだって女の子だし今は大切なの

甘い空気がふわふわ ぷんぷんしなくてすむでしょ

 

たしかにあたしは目立ちたがりで、調子に乗つてるかもしれないけど、

実際19歳のオンナノコなんだし、多少は大目に見てほしいし、

これでもいろんなコから支持されてるし、

すくなくとも朝から晩までプンプンしてる毎日よりマシぢやない?

 

 

 

 

 

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Nik Frey (niksan)

 

 

アルバムの白眉は「Drinker」

シングル曲で封印したブリブリの低音が全開で最高。

 

アイスが溶けるの 見てるふりをして

細いグラスを 透かしてキミを見るの

おいしそう でもまだ 今は同じやつ

まだ飲めないかったりしたりするんですけど

 

なるほど19歳だもんね、飲酒は違法だつけ。

打ち上げかなにかで、でろーんとテーブルに突つ伏し、

ヤスタカが注文した「エターナルフォースブリザード」とか、

なんか厨二病的な名前のカクテルのグラスを、

眠そうな猫みたいな顔つきでながめる、きゃりーが目にうかぶ。

んで、浮かれてるフリして、横目で観察するプロデューサー。

 

 

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んで、観察されるフリして、三十男を手玉にとる革命の旗手。

「まだ飲めないかつたりしたりするんですけど」の歌いぶりは、まじ萌え死ぬレヴェル。

「どりんかどりんかどりんかどりんか」の、舌が口蓋で擦れる音までいとおしい!

 

それはキレそうなくらいカワイイ、革命戦争。






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苑田 謙

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