木村元彦『争うは本意ならねど』

2007年12月、辯護団と記者発表にのぞむ

 

 

争うは本意ならねど ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール

 

著者:木村元彦

発行:集英社インターナショナル 2011年

 

 

 

 

2007年の「我那覇和樹ドーピング冤罪事件」をおう一冊。

『社長・溝畑宏の天国と地獄』につづき、日本サッカーのカッコワルイ側面をあぶりだす。

 

ガナがシロかクロかという議論は、とつくに決着ずみ。

あらいたてのシーツみたく真つ白。

感冒と下痢でよわり、水すらのめず脱水状態、解熱剤もうてなくて点滴した。

正当で適切な医療行為だ。

我那覇は沖縄出身、自然治癒力を信じ、薬や注射が大きらい。

看護師の妻がすすめる薬さえ、いちいちチームドクターに確認して口にする。

そんな朴訥な男に6試合出場停止、

所属クラブ・川崎フロンターレに制裁金1000万円の処分。

これを理不尽といわずしてなにか。

 

本書に敵役として登場するのが、青木治人。

JFAスポーツ医学委員長とJリーグドーピングコントロール委員長を兼任(以下、役職は当時のもの)

事情聴取での文書のすりかえ、文部科学省の名をだすハッタリなど、

悪辣な「捜査と裁判」の手口が取材により暴露される。

JFA会長・川淵三郎と昵懇で、その意を汲んでうごいた。

世間をさわがせた(誤報だが)我那覇に、事実はともかく鉄槌をくだすため、

サッカー官僚機構が強権発動……これがことの真相らしい。

 

 

2008年7月、等々力スタジアム

 

 

事態が深刻化した最大の原因は、報道直後の事情聴取で、

フロンターレ社長・武田信平が違反をみとめた発言。

さまざまな圧力があつた。

たとえばJリーグ専務理事・犬飼基昭が、

武田をはげしく叱責するのを、サポーターが目撃している。

かれらは慶應大ソッカー部の先輩後輩だから。

 

我那覇が孤軍となつたのは、ウチナーンチュゆえか。

だれの後輩でもないから。

 

Jリーグは、個人として提訴を表明した我那覇に、「日本スポーツ仲裁機構」でなく、

スイスのローザンヌにある「スポーツ仲裁裁判所」への申し立てをもとめた。

莫大な費用がかかるとしつての、姑息な口封じだ。

辯護士はほぼ実費のみで協力するも、翻訳などで3441万円とんだ。

2008年7月に妻が双子を出産、サッカー界追放も覚悟したガナへの、

心理的重圧がどれほどか、想像にあまりある。

 

 

2011年、FC琉球の一員として

 

 

浦和レッズのドクター仁賀貞雄は、異議申し立ての中心となる。

Jリーグ全ドクターの総意をまとめる際、10日で7時間しか睡眠がとれず、

まさに医者の不養生というか、外来中の診察室でたおれた。

 

川淵らがおもんずるのはメンツだが、ドクターがおもんずるのは医療だ。

青木委員長の不可解な主張により、現場は大混乱。

腸炎だつた選手に点滴できず、脱水による内耳性めまいをおこしたり、

代表合宿でも同様に肺炎患者をだしたり、医師の良心が沈黙できる状況でなかつた。

そして結果的に、我那覇が国際機関で無実と裁定されたことは、

国際陸上競技連盟に評価されるなど、世界のスポーツ医療への貢献となつた。

 

Jリーグ選手協会会長・藤田俊哉は、たくみに舵をとつた。

選手協会としては、シロかクロかの議論に中立でありつつ、

募金をおこない、あくまで金銭面で我那覇をささえた。

「リーグ 対 選手」の対立をまねきたくないガナにとり、

なによりありがたい意見表明の仕方だつた。

 

JFA会長にふさわしいのは、藤田の様な人物だろう。

来季からオランダのVVVフェンローでコーチになるそうだが。

まともなフットボーラーなら、競技統括団体で支配慾をみたすより、現場にたつ方がたのしい。





争うは本意ならねど ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール争うは本意ならねど ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール
(2011/12/15)
木村元彦

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

アトランタオリンピックの内紛

 

 

1996年アトランタ五輪、グループD第2試合・対ナイジェリア戦で、

日本代表は「0-0」でハーフタイムをむかえる。

カヌ、オコチャ、ババンギダ、ヴェスト、アモカチ……結局この大会で優勝するメンバー。

2日前のいわゆる「マイアミの奇跡」の相手、ブラジルに遜色ない。

以下、キャプテンをつとめたMF前園真聖の著書、『12年目の真実』(ぴあ)にもとづき書く。

 

ロッカールームで中田英寿が、左WB路木龍次に声をかける。

最年少19歳は、いつもどおり冷静。

「もつと上がつてくれ、攻撃陣をサポートしてくれ」ともとめた。

それにきづいた西野朗監督が、会話にくわわる。

血相かえて。

「おいヒデ、チーム全体をかんがえろ! みんな頑張つてるんだ!」

 

路木の位置どりは戦術の要、ヘタにいじるとバランス崩壊しかねない。

中田の発言は、わるくいえば越権行為。

監督の許可がいる内容だし、直接いいづらいなら主将をとおすべき。

 

 

 

 

無論ヒデは承知のうえ。

監督と議論しても詮ないし、周囲に気をつかいがちなゾノに負担をかけたくない。

アタッカーとしてゾノは、ヒデと同意見だが、

攻撃陣は城彰二ふくめ3人の少数派、チームの総意として主張するのは心ぐるしい。

かわりに弟分のヒデが、輿論操作をこころみた。

 

野性的な印象のつよい前園は、実はどちらかというと、やさしい性格。

個性派ぞろいで、だれかに支配されたくない、五輪代表のキャプテンにふさわしい。

鹿児島実業高時代も、ひそかに「蹴つて走るサッカー」を嫌つていたが、

戦術変更をうつたえるなど思いもよらない。

だがシトラスボウルの15分だけは、私情をすて、合意を形成すべき時間だつた。

 

しこりを内心のこしたまま、チームは後半にのぞむ。

72分、スイーパーの田中誠が負傷、秋葉忠宏投入。

その秋葉が10分後にオウンゴール、さらに不可解なPKをとられ「0-2」で敗戦。

ブラジルを倒した英雄たちが、決勝トーナメントへすすめなかつた。

 

 

 

 

のちの前園の失墜は、語り尽くされた感がある。

4年後、シドニー五輪がひらかれるころ、自費でポルトガルやギリシャを転々とし、

練習に参加すれども居場所なく、ただの失業者になりかけた。

 

日本のプロ第一世代のゾノは、先駆者でありすぎた。

お手本がいない。

契約交渉の場に代理人をともなうだけで、猛烈に批判される。

ボスマン判決以降の、ヨーロッパ内の移籍ルールすら整備されてないのに、

日本人選手をいくらで売買すればよいか、だれもわからなかつた。

 

サッカーはカネぢやない、かもしれない。

でも、あせらずもう一年フリューゲルスに所属すれば、

よりふさわしい条件での移籍を検討できた、かもしれない。

彼は純粋すぎた。

直線的に、遠くを目指しすぎた。

 

 

 

 

アトランタ五輪登録メンバー18名のうち、川口能活・服部年宏・伊東輝悦がまだ現役。

城はゾノ同様、スペイン移籍がこじれたことによる落胆から、最後まで恢復できなかつたという。

ヒデは、青二才の雰囲気をただよわせたまま、サッカー史上もつとも美しくない引退劇のひとつを演じた。

松田直樹は、心臓がとまつてしまつた。

 

おそらく五輪代表のキャプテンマークは、服部がつける方がよかつた。

不器用なエゴイストたちを、ひとつの旗のもと戦わせるため。





12年目の真実 マイアミの奇跡を演出した男12年目の真実 マイアミの奇跡を演出した男
(2008/08/09)
前園真聖 戸塚啓

テーマ : サッカー日本代表
ジャンル : スポーツ

ロンドン五輪決勝、83分の岩渕真奈のシュート

 

 

ウェンブリースタジアムに8万203人の観客が、女子サッカーの最高峰を見につどう。

日本対アメリカ。

2点差を、大儀見優季が63分にひとつちぢめる。

77分、岩渕真奈の登場。

 

忍者のごとく気配をけした83分、敵DFからボールをひつたくる。

数的状況は2対1。

残念ながら角度がない。

それでもシュートか?

より確率たかいパスか?

 

 

 

 

実は選択肢はシュートしかなかつた。

GKホープ・ソロの自伝によると、アメリカの守備コーチは大会前のキャンプで、

ソロをFWのシュート練習からひつぱりだし、この形をしつこく反復練習した。

 

外から攻め込んできた相手に対して私が角度を切り、ディフェンダーがファーポスト側に回る。

これによってパス自体をさせずに、相手がシュートを打たざるを得ないよう追い込むのだ。

 

GKはシュート以外の可能性を排除し、まちかまえる。

岩渕はフェイントをいれるべきだつた。

相手の練習メニューまで洞察する力があつたなら。

 

 

 

 

岩渕のPCの壁紙は、この屈辱の瞬間をしるしたもの。

九か月たつてもなお。

体を内側にひらきすぎ、コースをよまれたと反省して。

 

個人能力でこえられない、チーム戦略上の障碍があるのは理解できても、

すこしも納得できない、それが世界一をめざす女の生きかたなのだろう。







【参考文献】

ホープ・ソロ/アン・キリオン『ソロ 希望の物語』(KKベストセラーズ)



ソロ 希望の物語ソロ 希望の物語
(2013/03/09)
ホープ・ソロ/アン・キリオン

テーマ : 岩渕真奈
ジャンル : スポーツ

矛盾の帝王・遠藤保仁

 

 

『眼・術・戦 ヤット流ゲームメイクの極意』(カンゼン)は、

サッカー記者・西部謙司が遠藤保仁から、その頭脳の中身をききだした本。

 

もし、クサビをいれたい前方の味方がマークされてたら、どうする?

かまわずパスをだす。

敵のいない側の足へ。

 

自分がマンツーマンでマークされたら?

ポジションをダブらせる。

マーカーをひきつれ、たとえば相手のサイドバックにちかづくと、

味方がひとり解放されるから、それをつかう。

マンツーマンは、1対1で勝つなり、ワンタッチでさばくなり、

マークさえはづせばフリーとなる。

むしろやりやすい。

 

 

 

 

では自分が監督だつたら、どんなサッカーをする?

 

前から守ります。同数はオーケー。

そのかわり対人のトレーニングはメチャクチャやりますよ。

1対1、2対2をうんとやる。3対3もやる。

 

守備で「数的優位」をつくる必要なし。

同数の方が集中しやすく、マークをずらさず、責任もつて敵に喰らいつける。

 

攻撃の話と矛盾する、とボクはおもつた。

1対1ベースの守備は、攻略する側からみて、くみしやすかつたのでは?

 

ヤットもひとつの手本とする、バルセロナ流のハイプレス戦術は、

守備時に同数の状況がうまれやすい。

ブスケツが前方の支援にうごくと、

相手のトップ下はフリーとなり、そこにパスがでれば2対2。

チームとして、そんなあぶない橋をわたれるか?

 

出されたら、相手をほめます。

 

試合中、敵に内心で拍手をおくる度量がないと、遠藤保仁になれない。

 

 

 

 

ヤットは、Jリーグの秋春制移行に大賛成。

体調維持がむつかしい夏に、週二試合おこなうのはおかしいから。

はつきり主張する男だ。

 

かれに依存しすぎた日本代表は、後継者不在を危惧されている。

扇原貴宏・柴崎岳・柴崎晃誠……継嗣をなのる器でない。

ジーコ時代は、中田英寿・福西・小野・稲本・中田浩二と、ボランチが激戦区だつたのに。

 

岡田武史指揮下、大会直前にボールポゼッションを放棄した、

ワールドカップ南アフリカ大会の戦術変更を、ヤットはみとめない。

 

できれば貫きたかった。たとえ3連敗してでも。

 

おもつても、普通は口にしない。

遠藤保仁が君臨するチームは、かたや躍進、かたやJ2降格。

なにがおきようと、ポーカーフェイスはかわらない。





眼・術・戦 ヤット流ゲームメイクの極意眼・術・戦 ヤット流ゲームメイクの極意
(2013/04/02)
遠藤保仁 西部謙司

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

ホープ・ソロとアビー・ワンバック

 

 

アメリカ代表GKホープ・ソロの自伝は、度をこして率直だ。

父は女たらしの詐欺師で、殺人容疑で逮捕されるまで家族も本名をしらなかつた。

母はアルコール依存症。

自分は、つねに複数の男とつきあつてきた。

フランスで女の子に口説かれたとき、チームメイトに同性愛者が多いし、

ものは試しとキスしたら、自分はとことん「ストレート」とわかつた。

……この調子ゆえ、自伝で炸裂する関係者への批判も、信用できる。

 

初代表は2000年、18歳で最年少。

ミア・ハムら、99年ワールドカップ優勝のスターがチームを仕切る。

内輪にむかえられるどころか、契約などふくめ、若手に発言権はない。

親善試合で、ブランディ・チャスティンにミスの責任をなすりつけられ、反論しなかつたら、

「まだ統率力がたりない」という監督に、シドニー五輪メンバーからはづされた。

 

大学にもどると、また疎外される。

「あのコ調子のつてるよね」のたぐいの陰口をきかない日はない。

外見からして目立つので、一挙手一投足が嫉妬の対象に。

 

 

 

 

2005年、グレッグ・ライアンが代表監督就任。

ソロの自伝によると、ヴェテラン選手が圧力をかけ前任者を追放し、

忠犬の様なアシスタントコーチが昇格。

実績とぼしい人物で、スポーツ心理学者を招聘しての、

スプーンで「卵リレー」のトレーニングとか、あやしい指導法に選手はとまどう。

 

世代交代はすすむも、監督就任の経緯からいつて当然か、

「ヴェテランによる支配」の構造はそのまま。

FWアビー・ワンバックが絶対的なエースで、

負傷で10分治療し、その間2点とられても代えないほど。

 

 

2011年のワンバック(撮影:Ampatent)

 

 

2007年W杯中国大会。

正GKとして4試合出場したソロは、準決勝ブラジル戦の二日前に監督から、

「99年組」の36歳、ブリアーナ・スカリーを先発にするとつたえられる。

はげしく抗議。

動揺したライアン監督は、主将クリスティン・リリーとワンバックの要請とバラす。

主力選手が人事に口をだすのは、不当な越権行為だが、めづらしくない

でも監督がそれを暴露し、責任転嫁するなんて、正気の沙汰でない。

指揮系統をみづから破壊している。

 

五度目のW杯をたたかう主将リリーの部屋へとびこみ、直談判。

まさかバラされるとおもわなかつたので、

「だれがゴールにいてもおなじ」とか、しどろもどろにお茶を濁す。

つぎはワンバックの部屋。

「アビー、あんたは私と同世代よね、なぜ裏切つたの?」

「私にいわせればブライの方が上よ」

さしものソロも絶句。

GKの苦労をしらない点取り屋が、堂々反論するとは。

 

ブラジル戦の結果は「0-4」、アメリカ代表史上最悪の敗北だつた。

信念の女ホープ・ソロは、「私ならあれを全部とめられた」と、テレビカメラの前でぶちまける。

 

壮絶なイジメがはじまつた。

練習から締め出され、飛行機はひとりだけ別便で帰国。

プールにはいると、伝染病をおそれるかの様に、チームメイトがはなれる。

日本の女子小学生とかわらない。

 

ワンバックが率先して、イジメの音頭をとつた。

性格は外向的、若いころからヴェテランべつたりですごし、いまの地位を築いた。

逆に孤立をこのみ、「実力がすべて」とうそぶき、

年長者に敬意をしめさないソロを、苦々しくおもつていた。

もともと衝突は必至で、最悪の時期に最悪の形でおきただけ。

 

 

2012年のソロ(撮影:Ampatent)

 

 

ライアン監督は解任、スンドハーゲが後任に。

クリスティン・リリーは出産のためチームをさる。

ワンバックは、2008年北京オリンピック直前に足を骨折。

ソロは勿論、戦いから一歩も逃げなかつた。

 

大会中、リハビリにはげむワンバックから、チーム全員ひとりひとり宛ての手紙がとどく。

まだしこりの残るソロにも。

昨年の自分のふるまいは不誠実だつたと謝罪し、これまでのソロの活躍に感謝し、

あなたのやさしい一面をもつと出した方がよいと激励した。

普通、この手のメッセージは、「めざせ金メダル!」的な当り障りないものになりがち。

真摯な内容は、ソロの心をうごかした。

99年組、そしてエースぬきで、アメリカは優勝する。

 

結局、ソロとワンバックは親友となつた。

外向的で、ゴールをうばうのが仕事のワンバックと、内向的で、ゴールをまもるのが仕事のソロ。

正反対のふたりには、なみはづれた競争心と正直さ、という共通点がある。

彼女らが肩をくむと無敵で、成績だけでなく、女子サッカーの価値を大いにたかめた。







【参考文献】

ホープ・ソロ/アン・キリオン『ソロ 希望の物語』(KKベストセラーズ)



ソロ 希望の物語ソロ 希望の物語
(2013/03/09)
ホープ・ソロ/アン・キリオン

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